また、音は色であり、色は音であるように、その色にも、私達が今まで見た事が無いような美しい輝きを感じるようになります。つまり表現の対象が、人間特有、個別の感情や欲望などではなく、かなり高次の世界へと変わって行く事が、変化を生み出すと言えるでしょう。更に、それを表現する科学技術も次々と開発されています。水をスクリーンにしてライトを当てる技術や、空間に立体を浮かび上がらせるホログラム、アニメ、ネット上の画像、シンセサイザーや振動を与えるソニック技術など、既に表現の方法はどんどんと変わってきています。もう一つ大きな変化は、芸術は表現者の一方的な行為ではなく、鑑賞する人の体験型や参加型が増えると言う事です。

新しい芸術の芽生えはまだ始まったばかりですが、今までの形やスタイルだけを、「これが芸術だ」と思い込んでいると、水瓶座の進化についていけなくなるかもしれません。多くの人に表現の自由が与えられ、音楽を習っていなくても、ツールだけで作曲ができる時代です。全ての人が芸術家になれる時代、大事なものは「意識」です。水瓶座によって、普遍的、宇宙的な次元に接触する意識が、芸術や文化を根底から変えてしまう、これからの発展が、最も楽しみな分野ですね。