では、土星の援助が得られないのは、どんな場合でしょうか。勿論、動機が利己的で霊的な法則に合っていない場合は当然ですが、それ以外でも、目的が無く、夢や理屈は語っても、実際には活動しない、自己表現が不足している場合です。また、我武者羅に激しく活動すれば良いと言う訳ではありません。宇宙のエネルギーを、何の為にどれだけ使ったかが問われるので、効率よく結果を出すよう頭を使わないといけません。知識を学び、物質の正しい扱い方に沿った方法の選択が重要で、知的能力を使う努力が問われます。

それでは、人に迷惑をかけないよう、失敗の無いこじんまりした活動をしていたらどうでしょうか。それも土星は投資しません。人には誰でも、魂の目標があります。遠くても、その目標の方向に向かって実際活動していないと、土星は「不充分だ」と判断し、何らかの形で知らせてきます。例えば、骨や関節の炎症や骨の極端な衰え、リウマチ、関節炎、背骨や膝、腰などの骨の異常です。何故なら、土星は緑の第３光線の惑星で、活動の土台を支える骨の形成と関係しているからです。今リウマチや骨粗しょう症が急増しているのは、単に加齢が原因だけではありません。もし骨に異常が表れたら、活動と目的の質、実際の表現を、見直す必要があるかもしれません。重い病気になる前に、小さな異常やサインに気付き、目的意識の質や実際の活動を改善していきましょう。