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時代と星座
時代と星座 | 2019-11-01
水瓶座を生きる私達へ ③「博愛と自己奉仕」
水瓶座のキーワードに「博愛と奉仕」があります。この特質は、空気と太陽の光に溶け込んで、時間と共に、あらゆる存在の中に浸透し始めています。私達人間は、毎日、光を見て空気を吸い込むごとに、その影響を取り入れています。人類は水瓶座に反応し、「博愛と奉仕」は、瞬く間に広がっていきました。どんなに利己的な人でも、水瓶座生まれ、あるいは水瓶座をアッセンダントとして生まれると、完全な悪人にはなり切れず、善意を示したいと思うようになります。
ところが、思いはそうであっても、今は水瓶座の初期段階なので、奉仕の精神は、不完全な形で出てきます。奉仕は本来人にするものですが、水瓶座の初期段階では、「自己奉仕」になってしまいます。水瓶座的な人は、周囲の人が何かしてくれる事が当たり前のように思い、悪気もなく要求し、助けてもらえる力を持っています。これが、奉仕を自分に向ける「自己奉仕」の状態です。
自分でやればできる事でも、やりたくない面倒な事は、上手に甘え頼ったりしながら、家族や友人に、叶えてもらう傾向があります。最近の親が、今の子供は、用事がある時だけ何か言ってきては使われるので、私をお手伝いさんだと思っている、感謝が無いと、怒っているのを耳にします。
水瓶座の時代精神を受けている人々は、必要最低限の知能が発達しているので、生き延びるだけの知恵があります。知識や情報を扱う能力も長けているので、周囲をよく観察し、理屈に長け、どう言えば人が動いてくれるか承知しています。また、当然のように自分の願いを要求するので、自然で悪気が無いように聞こえ、相手もつい動いてしまいます。本人は、親だから、あるいは自分より上手にできる人は、助けてくれるのが当然だと考えています。
これは、利己的と言うより、自然に奉仕ができると言う特質が未熟に表れた現象です。勿論、ずっとこのままでは、博愛の精神と、実際がかけ離れてしまい、いつか立場を変えるべき時がやってきます。仕事などを通じて、社会性に目覚め、人との関係がわかってくると、グループ内の役割が理解でき、求める人には自然に奉仕できるように変わっていくでしょう。
水瓶座は、立派な思想を持った星座です。ただ、考えた通りに行動するようにならないと、理屈は立派でも、机上の空論になってしまいます。そこでこの時代には、考えと行動を一致させる意志が必要になってくるのです。皆さんの奉仕の精神、実際どうなっていますか?自分ばかり水を飲んで、喉を潤すのではなく、水瓶の水を多くの人に分け与える人を目指しましょう。