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時代と星座
時代と星座 | 2020-10-02
水瓶座を生きる私達へ ⑭「体験の公式化」
以前、水瓶座の特徴は「グループ意識」だと説明しました。現在は、多くの人が会社員となり、何らかの組織やグループに関わっているのも、グループ意識を学ぶ水瓶座の影響です。しかし、グループに属している事と、グループ意識を持つ事は別問題です。全ての人が、自動的にどこかの国の国民ですが、ウィルス対応の考え方を見ると、国民としての公的意識があるとは限りません。これが「グループ意識」の違いです。今回は、グループ意識を掘り下げてみましょう。
皆さんが、深刻な病気や問題を体験した時、どのような展開で終わるかが、グループ意識と関係しています。とりあえず、解決できればそれで良しとし、過ぎてしまえば忘れる人、あるいは、原因を考えて、何故それが起こったか、意識のレベルまで掘り下げて反省する人、色々な対応があると思います。最近では、更に進んで、体験を踏まえて、同じ境遇の人を助ける活動を始めるケースは少なくありません。ネットを通じて、見知らぬ人が相談にのって、共感したり手助けする事もできるようになりました。このように、個人のケースから、多くの人の役に立つ形で意味を抽出し、体験や原因などを公式化する事が、グループ意識に繋がります。
自分の体験や知恵を分かち合えば、救える人、助かる人がいるとわかるのが、グループ意識です。人は全体の中の一人であり、自分も特別ではない、同じ人間同士であると考えなければ、自分の体験を多くの人の役に立つものにしようとは思いつかないでしょう。私の場合だけは特殊で、誰にもわからない環境や条件の中で起こった事だと思い込むと、体験を公式化する事はできません。
人は誰一人同じ人はいません。しかし同時に、どんな特殊な事でも、その中から理解した意識は、多くの人に役立つものであり、誰かに影響を与える事ができます。つまり、体験から得た意味や意識が大切だと理解する事が、グループに役立つものを生み出すのです。最初は考えが浅はかで、断定的に意見を押し付け疎まれるケースも出てくるでしょう。しかし、多くの人の人生は、自分と同じように尊く、多くの人に助けられ、繋がって生きている事が理解できれば、改善が重ねられます。皆さんは、自分の体験を公式化したものはありますか?人生を通じて得た体験を多くの人に役立つよう、意味を公式化する練習、始めましょう。それがグループ意識に繋がります。