Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2019-06-28
太陽 その② 「魂的太陽」
皆さんは、日光浴が好きですか?京都の鴨川の河川では、春になり暖かくなると、途端に人が蟻のように増えてきます。動物も植物も、太陽の暖かい日差しを本能的に必要とします。以前書いたように、太陽の物質的な影響力は、免疫力や体温に影響する為、生命維持には無くてはならない存在です。しかし、人間が太陽を好むのには、肉体の影響力のみならず、精神的な影響もあると感じているからです。
太陽の日差しを浴びると、気分が明るくなったり、朝日や水平線の太陽を見ると、神々しさややる気、そしてインスピレーションを感じる人は多いと思います。これは、見えない世界に働く太陽の光=魂的な太陽の波動を感じているからです。
今回は、太陽が「意識に与える影響力=魂的な太陽」から、その特質を考えてみましょう。3月21日は、春分の日です。私達でさえ、暖かい春が恋しいのですから、寒い北欧の人々は、この時期を待ちわびています。北欧では、「冬季うつ」が知られていて、日照時間が少ないと、精神に影響がある事がわかっています。北欧に明るいポップカラーのデザインが多いのは、憂鬱になる冬を少しでも明るく楽しいものにする為なのです。
太陽には、「太陽天使」と言う偉大な天使群がいます。彼らは、「物事を認知する知的エネルギー」を太陽系の隅々まで届けて、知的生命体を進化させます。私達は、彼らの刺激を受け、認識し、考える力、様々な関係を理解する積極的な愛を発達させます。太陽は、「愛と知恵の第2光線」の惑星です。眼に見える黄金の光の奥には、藍色の第2光線が輝いているのです。
物質的には、太陽系の全惑星を引力で支配している太陽ですが、ただ繋ぎ留めているだけではありません。人間の血液が栄養分を与え、老廃物を吸収しているように、各惑星に進化の知的エネルギーを伝え、状況を絶えず把握しようとしています。太陽は、「太陽系の魂」なので、積極的に全惑星を愛している、つまり認識し、理解しようとしているのです。
私達は太陽から「愛」の性質を学ぶ事ができます。愛と言うと情緒的な優しさを想像しがちですが、愛は知的で積極的なものです。そして進化の方向性に沿ったものは善であり、反するものは悪であると言うはっきりした立場があります。太陽の光線は、体の免疫力をアップさせますが、正常な免疫力は、体にとって良いものと悪いものを識別できます。それは、太陽の意識=愛の中に、善と悪を識別する意識があるからです。
また、太陽は光を放射しているように、強烈な感化力があり、受身ではありません。ここでも愛は、積極的で、明確な方向を持っている事がわかります。太陽の意識と共に、効率良く愛を発達させるには、これらの特質を理解すると良いでしょう。
太陽は、私達の胸、愛のアナハタチャクラに影響を与えます。太陽のような愛を表現するには、太陽が多様な惑星と繋がっているように、多様な人と積極的に関わり、私達は人類全体の一部であると理解する必要があります。もう1つ重要な点は、人を助け役立つような行動を取る事です。血液が栄養を与え、老廃物を吸収したり、ウィルスと闘うように、愛を表現する為には、問題を抱える人や、何か必要とする人がいたら、積極的に関わって尽力する事が大切です。太陽が惑星を愛し、面倒を見ているように、私達も自分の周囲に対して、積極的な愛の精神を表現するよう努力しましょう。