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惑星と光線
惑星と光線 | 2019-07-26
太陽 その③ 「霊的太陽」
太陽の三つの様相は、物質的、魂的、そして最後が「霊的な太陽」です。物質的太陽は、見た通りで、影響も実際的にわかり易いものです。魂的太陽は、意識=愛、引力、そして太陽系の知識に関係すると説明しました。では、霊的太陽とは、何を意味するでしょうか。
残念ながら、「霊的太陽」については、わかる事はほんの少ししかありません。何故なら、太陽系自身が、霊的太陽によって始まり、そして終わると言う、根源的な力だからです。その中で生まれ、存在している私達には、全ての支配権を持つ偉大な存在について、わかる事は僅かです。
それでも、何とか想像できる事は、「存在に脈動を与え、生命を与える力」、つまり霊的太陽は、生命を支配する王のような存在だと言う事です。その中には「生と死」「始まりと終わり」があります。宇宙がビッグバーンで始まったように、物質的な太陽系を創造し、やがて終わらせる力です。太陽系の全生命、全次元に命を与え、そして最後は吸収する偉大な働きは、インドの破壊の神「シバ神」の源になっています。私達の存在する世界の始まり、進化計画、そして完成の姿まで、全ては霊的太陽の中にあるのです。
さて、命を与える霊的太陽の力とは、どんなものでしょうか。その片鱗を垣間見る一例は、細胞に電気ショックを与えると、一定のリズムで脈動し、動き出す現象です。霊的太陽の力は、電気的に表れますが、電気そのものではなく、その背後にある電気を起こす根源的な力です。生きよう、存在しようとする意志と言えるでしょうか。生きている私達には、間違いなく働いている力です。
更なる情報ですが、太陽の背後には、太陽系の進化に深く関係する偉大な三つの星座があります。それは、大熊座、大犬座のシリウス、そしてプレアデスです。太陽は、これら三つの星座から偉大な力を受けて、太陽系の進化計画を発動します。これら三つの星座は、昔から知られた存在なので、誰でも一度は名前を聞いた事があるでしょう。
例えば、北斗七星と北極星で有名な大熊座は、謎多きエジプトのギザのピラミッドと関係しています。世界の神話にも、度々登場してきます。方向を指し示す星として、北極星は人類を導いてきました。シリウスは、非常に明るい恒星で、中国では昔から犬狼星として崇められてきました。プレアデスは、日本では「すばる」と呼ばれ、歌にもなり、神話にも登場する星雲団です。
これらは、科学的な天体観測が無い時代から名前が知られ、人々の記憶に刻まれてきました。何故なら、太陽系との密教的な関係があるからです。この三つの存在は、宇宙的な神の働き(ロゴス)を代表する力で、霊的太陽はそこから法則とエネルギー、質料を受け継ぎ、王として太陽系を統治しています。
三つの星座と霊的太陽は、余りにもかけ離れた存在のように聞こえますが、地球を支配するカルマの法則や、物質的な質料(素材)の根源、魂の愛の法則などは、霊的太陽を介して、これら三つの存在が与えたものです。霊的太陽の中には、私達の運命を握る法則と計画、生命そのもの、始めと終わりを含む設計図があるのです。
さて、永遠と思われる太陽も、宇宙物理学では必ず終わりが来ると預言されています。太陽が進化計画を達成したら、生命は回収され、終わりが来ます。人間はその一部であると考えると、人は太陽と共に、壮大なロマンの中で生きていると言えるでしょう。