Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2023-05-26
水星とバランス
水星は、太陽の代理人と言われ、太陽系の働きを促進する為に、「異質なものを繋ぐ知的な働き」を育てます。本来は、大変高度なメンタル的惑星なので、最高レベルまで影響を受けた人は、人類の代表、釈迦の魂だと言われています。釈迦は、現在、地球が宇宙外から取り入れた力を、ステップダウンする為の仲介者になっています。人類の目標は、「正しい識別力としての直観」ですが、これもかなり高度な働きです。
では、一般的な水星の働きはどのようなものでしょうか。水星は全次元に出現する神ヘルメスで象徴されるように、現代人のあらゆる知性に、絶え間ない刺激を与え、自意識の強化、直感的イメージ、美的なセンス、改善点の発見、法則の発見などを助けます。特に雄羊座、双子座、乙女座、蠍座、そして水瓶座には、黄色の第4光線の伝達者として働きます。多くの人が額の第6チャクラに水星の刺激を受けているのですが、上手に吸収し切れない為、精神的なアンバランスの原因となる場合があります。私達の脳は未発達で、心も鋭敏過ぎて支配できていない為、真の意味が正しく解釈できません。何が伝えられているのかわからないまま、次々と頭に刺激があっても消化されないと、脈絡の無い考えが浮かんでくる、発言が止まらない、衝動的で突飛な思い付き、非常識な行動となって表れるでしょう。
このような状態が続くと、知性と心のアンバランスを引き起こし、気分のアップダウン、不眠、うつなどの精神的な不安定さを引き起こします。自律神経が乱れ、常に追いつく事ができない理想が浮かび、不必要な自己否定を感じる事も多いでしょう。あるいは、止まらない思考や直観を得たような興奮などで、意識が高揚し過ぎます。
現代人に多いこれらの症状は、自律神経や脳神経の興奮、脳のアンバランスが起きた結果です。解決法は、常識的な考え方、規則正しい生活、適切な食生活、休息と活動のバランスを取る事です。また周囲の意見を聴き考える姿勢も大切です。私達は異常が起きた時、自分自身では気づきにくいものです。定期的に落ち着いて考える時間を持ち、心と頭のバランスを点検する習慣をつけましょう。基本的過ぎて重要ではないように感じられる常識的な考えや、バランス感覚を養う事が、水星の正しい活用に繋がるでしょう。