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惑星と光線

惑星と光線 | 2019-04-05

光線シリーズ4、「第5光線(オレンジ色)」

皆さんはオレンジ色と言うと何をイメージしますか?果物のオレンジ、太陽そして炎…。オレンジなどの柑橘類は元気の源であるビタミン豊富な果物の代表です。また、物質は最も活動的になると、火がつき炎がメラメラと燃えあがります。オレンジ色は活性化する活力を表しているのです。ところが、光線の名前は、「具体的知識と科学」、7光線の中で、一番知性と関係します。活性化と知性、一体どう結びつくのでしょうか。

第5光線は水瓶座の主要光線です。この働きで、世界は知性と科学の時代になりました。第5光線が働き出した象徴的な出来事は、ガリレオの地動説です。それまで宗教的な概念から天動説が信じられていましたが、観察と論理を重んじるガリレオ(水瓶座生まれ)が、新たな事実を唱え、宗教裁判にかけられました。この時代の宗教と科学の対立、今では逆転して科学の方が優位です。第5光線の働きで、全ての人の知性が活性化され、知識、技術、論理を扱う力が急速に発達したのです。

知性が、活性化と関係する意味は、炎を考えると説明できます。炎は、中に潜んでいる力が活性化され、エネルギーとなって次の次元に変化していく姿を表しています。知性そして科学は、人間を含め、あらゆる物質や現象の構造を紐解き、エネルギーとして扱い、扱い方の法則を解明します。科学が原子力を解放したように、知性は、全ての存在の可能性を引き出す事ができるのです。また、知的な能力を使うと、自分自身も知性の炎によって活力が得られるので、体や心を上回る持続的エネルギーが使えるようになります。

では、個人的に第5光線を持っている人は、どのような特長があるでしょうか。まず目的が明確で論理的思考が強く、「勉強ができる人」「頭がいい人」になる傾向があります。科学や医学は勿論の事、コンピュータ、IT、AI、ロボットや工学機械は、この光線の持ち主達が得意とする分野です。自分で考える力が発達しているので、独立独歩で粘り強く、知識やデータを扱う事に長けています。しかし、自分の考え方に誇りを持っているので、プライドが高く、自説に固執する傾向があり、排他的、攻撃的になる恐れがあります。心を無視し、何事も割り切ってしまうと、分離的で命を傷つけても何も感じない悪魔的な方向に進んでしまいます。動物実験は、この光線の改めるべき代表的な問題です。科学や技術が、何に使われるべきか、今問題になっているのは、この危険性を指摘しているのです。

さて、観察、論理、実験、推察、原因追究など、知的な思考力を育てる第5光線ですが、1つ意外な事に、このような星の知識、神智学、人間の霊的構造学などは、第5光線の担当です。真の科学的思考とは、果てしなく原因を追究する知性です。人の知性が真に発達し、物事を深く洞察するようになると、哲学に通じ、物質や現象の背後には、見えない世界の高度な次元、原因となる霊的構造、エネルギーが働いている事がわかるようになるでしょう。

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