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2015-11-11

魚座のアッセンダント

水の惑星地球、生命を生み出す海から光り輝く魂が誕生する深遠な星座が魚座です。海を支配するのはギリシャ神話のネプチューン、地球人類は本来水を支配する神の役割を果たします。魚座はその過程をどのように援助するのでしょうか。

占星学では水は感覚、感情、欲望を象徴しています。人間の初期段階は水に沈み、溺れ、翻弄され、感覚に圧倒されてしまいます。魚座の人は、海の中で様々な生物に会うように、接する物、心が捉えた現象に振り回され、意識が目まぐるしく変化します。理想や夢を直感的に捉え、感性が豊かで芸術肌ですが、非現実的で想いに没頭するので、人の意見も右から左に聞き流されてしまいます。これを霊感と勘違いする事がありますが、殆どが環境の物質的波動に無意識で反応しているに過ぎません。同情深く優しいので、人に献身的ですが、状況や人、仕事に依存する強い中毒性を持っています。人生も波乱万丈で、様々な感覚に囚われて、苦労を背負う厳しい人生となりがちです。しかし海が全てを飲み込むように、広大な包括性と強い信念がある為、必ず苦境を乗り越えます。

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さて魚座のアッセンダントでは、学ぶべき方向性が二つに分かれます。一つは優しさや同情心を学び、命に尽くす自己犠牲を学ぶテーマです。この場合は周囲に面倒を見なければいけない家族や仲間が表れ、次々と問題やアクシデントに見舞われます。自分の計画を立てても必ず横槍が入り、結局は人に尽くし、命の尊さと犠牲的精神を理解するまで束縛が続きます。

もう一方はかなり難関なテーマです。それは感覚や欲望を識別し、真の理性を勝ち取る事です。これが水を支配し魂に至る究極の道です。このような人は、何が本当の理想なのか、自分の使命とは何かを捜し求める人生となります。色々な事を試して、一定の期間没頭しますが、どれもこれも満足できるものではありません。この時期は、七つの海を泳ぎ回る様々な経験に例えられます。ある程度の実力があり、やろうと思ったらそこそこできる自信はあるものの、精神を満たす確信は、水のように変化して長続きしません。

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