2015-11-18
水瓶座のアッセンダント
現在太陽が入っている最も重要な星座、太陽系全体そして地球は、物質から魂の精神まで、進化計画全てが水瓶座の影響を受けています。水瓶座のキーワードは「博愛」、水瓶から注がれるのは神の飲み物、それは博愛に目覚める思想、そして物事を正しく扱う知識と情報です。
水瓶座の人は個性的に自由に生きようとします。友人が少なくオタク系になる人と、誰とでも友達になる活動的な人と両極に分かれますが、どちらも享楽的で、興味があれこれ分散し、社会の規律や常識にはこだわりません。基本から一生懸命努力する情熱は希薄なので、壁にぶつかると方向を変えて、また別の道を楽しみます。この人が人生の軌道を定めるのは、何か大きな意義や目的に目覚めて、人の役に立ちたいと思った時です。博愛に目覚めると、専門的知識や技術を扱う知性が急速に育ち、色々な人とネットワークを繋いて見違えるような仕事をする人になります。今の若者が世界中の人と情報を共有して、災害時や新しい事業の立ち上げに驚くべき力を発揮する事を見ると、この特性が理解できます。
さて、水瓶座のアッセンダントの人は、第一段階として、意識を自分から離し、愛他的になる必要があります。前世で非常に利己的、あるいは自意識が高すぎた人は、水瓶座のアッセンダントを選んで生まれる場合があります。水瓶座は博愛、分散、拡散と言う特質を持っているので、例えて言えばどんな悪人でも、この人生ではそれ以上悪くなれないと言う訳です。心のどこかに人の役に立ちたいと言う良心が芽生える為、方向を変えたり善意を表したいと言う衝動が起こります。このような人は、利己的な行いと、愛他的な行いが混在した時期があります。
次に更に進んだ段階では、博愛、救済を具体的に表現する専門的能力をつける事です。水瓶座は科学と技術を駆使する星座です。博愛だけの思想では宙に浮いてしまうので、それに見合った活動ができる具体的知識や技術を習得する必要があるのです。水瓶座がもたらした典型的技術はコンピュータとメールのような情報処理と通信手段です。また車や飛行機などの移動手段で、世界は活発に交流できるようになったのです。このような技術を駆使し、自分の周囲や世界で、どんな必要や救済が求められているか、自分はどう応えて何ができるのかを考え、協力する術を身につける事が求められるでしょう。
水瓶座は、有能で個性的な個人が目的を共にするグループを作り、協力して活動する特徴があります。最初はマイペースで浮世離れした傾向がありますが、組織に入ると軌道や規律が定まり、得意分野が決まり易くなります。また社会の仕組みや常識を学ぶと、物事の実現の仕方や常識の意味、効率良い仕事の仕方などを学習できます。元々直観的な力を持っているので、この世の仕組みや構造を学習し、表現力を獲得すると、ユニークなアイディアを実現化し易くなるのです。
知識や情報、全ての物を生かして目的を達成するのが水瓶座的なやり方です。だからこそ、その背後に善意の動機があるべきです。これが魂からの思想となり、方向が正しければ、知力と愛とエネルギーが、人格にどんどん送られてくるでしょう。個性豊かでありながら、適応力が高くグループ協力ができる人、そのように成長した人が多く出現する事が、魂の実証であり、水瓶座の魔法です。これこそ人種や国、時間や空間を越えた人類の魂が、地上で活躍する時代です。鍵は博愛とその実践、この驚くべき変化の鍵を回して下さい。