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時代と星座
時代と星座 | 2016-06-28
牡牛座
牡牛座の満月は、全生命を活気付けるエネルギーが、シャンバラと言う地球の最高センターから放出されます。この時、霊的に全ての存在の生命が強められます。まさしく春の芽吹きに相応しい祭典で、牡牛座の生命の光によって、自然界は春の活動を始めます。そして近年は、シャンバラの力が強く働き、物質の振動率が速く強くなっています。その為、私達は時間や変化を非常に早く感じるようになりました。この時代、牡牛座から影響を受ける人類の役割とは何でしょうか。
全ての存在には、神の力が宿っていますが、それは隠れた形(潜在的)になっています。その特質を感性と知性で見出し、進化を助ける事が人間の役割です。自分の価値を見出してもらう為、全ての存在には人を惹き付ける何らかの魅力と特性があります。水瓶座は博愛がテーマですから、できるだけ多くの存在の進化を促進します。その為、牡牛座と提携し、人間に存在の光を見出す審美眼を強化しています。
この牡牛座の影響で、世界では様々な人間がありとあらゆるものに興味を持って物を扱い、利用し、研究しているのが現状です。時として、「こんな事を研究しているんだ~」とびっくりするようなもの、生物、現象に興味を持っている人がいます。全人類の感性と知性を刺激して、一人一人が何かの担当を分担すれば、できるだけ多くの存在に光が当ります。牡牛座は人間に対して、何につけても魅力を感じる欲望を刺激し、様々な存在と交流するよう仕掛けているのです。そのメカニズムとはどのようなものでしょうか。
人が物質の魅力に応答すると、アストラル体(感性、感覚、欲望)が刺激を受け、そこが妄想を始めます。「これを持ったら素晴らしくなる」「手に入れたら、とても気分が良くなる」など、人は何かを獲得する時、色々な夢を描きます。だからこそ、物、金、家族、土地、仕事、知識、技術…など、様々なものを手に入れようとするのです。
私達は環境や周囲の人、自然界から常にこのような物質的磁力の刺激を激しく受けるようになりました。実際に手に触れていなくても、心や体が敏感に反応しているのです。その刺激を受けて、人は勝手な想像を始め、何かを思い描き始めます。そして、しばしば神秘的な直観と間違えて、素晴らしいアイディアが浮かんだように勘違いするのです。「頭に浮かんだこの思いは、自分の運命に違いない」「神秘的な教えがひらめいた」「これで全てが解決する」など…。自分にとって、何か重要な意味があるように感じ、強い意欲に駆られて、経験を求め動き出すのです。
しかし、実際手に入れて暫くすると、それが妄想であったとわかります。そこで私達には、牡牛座の真の光=知性のイルミネーションが重要になってきます。「私は何に惹き付けられたんだろう?この魅力とは、一体何なのか?」魂の光を当て、物事を良く見て、知的に考え、粘り強く研究する事で、人は存在の深部に迫っていきます。そして、科学的な特性や存在価値の素晴らしさを見出し、「あるがままを見て潜んでいる神性を引き出す」事に成功します。これが牡牛の眼、額の第三の眼と呼ばれる審美眼で、真の直観をもたらすイルミネーションの意味なのです。
人間に対する光は、年々強化されている為、象徴的に脳は絶えず光にさらされる環境となっています。夜になっても消えない照明、ネオン、パソコンや携帯の画面、テレビなど、これらの光は霊的な光と共に、強い刺激になっているので、人の脳は光に敏感になっています。同時にアンバランスが起こり、光に慣れるまでしばらく時間がかかるでしょう。
牡牛座の審美眼は素晴らしいものですが、達成する為には、絶えず浮かんでくる欲望の妄想と、長い間苦闘する訓練が必要です。失敗しては立ち上がり、得ては失い、喜んでは落胆する事を繰り返しながら、人は次第に欲望から脱出し、多くの存在を照らす光となっていくでしょう。
このように、自分と闘う道を歩む決心をした人には、牡牛座が、不屈の意志と、物事をありのままに見る光の目を与えてくれます。牡牛座の生命の光は、物質を成長させ、人の知性を刺激して、魂に向かう人を続々と生み出しているのです。