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時代と星座
時代と星座 | 2020-05-01
水瓶座を生きる私達へ ⑨「医学と博愛」
今、世界は「命なのか、経済なのか」「ウィルスで死ぬのか、お金に困窮して死ぬのか」と、二つの立場がぶつかり合っています。このぶつかり合いは、「生命」と「物質」の価値観が対立している事の象徴です。経済や金は、物質の欲望の象徴で、本来生命の表現に従うべきものなのですが、人類は欲望の為にお金を使っている為、二つの立場は折り合いがついていません。
その中でも、世界中が感謝の念を向けているのが、「医療従事者」です。日本でも、通天閣や京都タワーが、青い光に衣替えし、敬意を表しています。医学は水瓶座の第5光線の影響で、最も進化する分野の一つです。国によっては、お金が無いと治療の格差が生まれ、命を落とす人がいますが、日本は国民皆保険制度がある為、比較的平等に治療が受けられ、お金や権力、無名有名にかかわらず、命は平等に救われます。医学は、水瓶座の博愛を最も表現する知的分野の代表と言えるでしょう。
今、ワクチンや治療薬の開発がしのぎを削って進められています。日本はワクチンの製造では、一歩出遅れているようです。研究を急がないといけない理由は、国によって特許を取ると、高額の値を付けて金儲けをする所があるからです。そうなると、世界中で必要とする全ての人に行き渡らない事態となります。水瓶座の博愛からすると、あってはならない事ですが、人類は魂から与えられた知恵を、しばしば自分達の金儲けの道具に使ってきました。このように、不当に儲けたお金は、土星の審判により、いつかどこかで支払わないといけなくなります。現在、経済が止められてしまったのは、その典型例と言えるでしょう。この支払いは、今起こっている事のように、人類全体で背負う事になります。
人類は、欲望の追究による文化ではなく、博愛を基調とした新しい文化を表現しなければなりません。自分だけ、自国だけ、ある特定の人々だけを守ろうとすると、分離的になり、博愛の法則に反してしまいます。特に医学の分野は、命を平等に助ける為、情報や技術を共有し、人類として薬や技術を開発すべきでしょう。今、医療に携わっている方々の、必死の犠牲的姿の中に、私達が学ぶべき事が沢山あります。その人達の意識と活動が反映するように、新型コロナウィルスの治療薬、そしてワクチンが、世界に分配されるよう願います。今後、特効薬がどう扱われるか、この姿勢は、人類の未来を占うでしょう。人類の博愛に満ちた意識が、大きく花開き、医学が飛躍的に進歩しますように…。