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時代と星座
時代と星座 | 2020-06-05
水瓶座を生きる私達へ ⑩「ロボットと人格」
今、高校生や大学生の間で、ロボット制作が盛んです。機械工学は、コンピュータと同様、水瓶座の第5光線が担当で、これから益々盛んになる分野です。原子力、医療、災害救助の現場であっても、今やロボットはあらゆる分野で活躍しています。一見人に見えるアンドロイドも登場し、日本はその分野では世界の先端を走っています。
水瓶座の時代に益々発達するロボット工学。何故人はロボットを研究し、造り続けるのでしょうか。機械は好きではないと言う人もいると思いますが、実はここに面白い密教的象徴が隠されています。魂意識にとって、人格はロボットと同じだからです。魂が長い期間をかけて、精妙な人格を育てる事と、人間が改善を続けて精妙なロボットを造る事は、ある種、同様の行為です。人は、魂がしている事を、ロボット制作を通じて辿っていると言えるでしょう。
しかし、金属でできた無機質なロボットと、人格が同じだとは、到底思えません。また、ロボットは人が操作しますが、人格は自意識があり、独立した存在として自由に生きています。魂が無くても、魂の影響や操作が無くても、「私」は生きていると考えられるので、人は魂のロボットではないと思うでしょう。では、ロボットは人間に操作されている事を自覚しているでしょうか。私達は、魂から操作され、動かされている事を、自覚していないだけではないでしょうか。
素晴らしいロボットとは、自分そっくりのアンドロイドかもしれません。しかし究極のロボットとは、友人のように独立した精神があり、尚且つ自分の考え方を理解し、サポートしてくれる存在でしょう。そうならば、魂も人格に同じ事を求めていると考えられます。自由意志を持ちながら、魂意識を理解し、協力して動いてくれる人格、それは魂にとって、最高の存在ではないでしょうか。しかし、ロボット研究は始まったばかり。人間の感情や意志を理解し、スムーズに動ける精工な仕組みは、まだ完成していません。同じように、魂意識をそのまま理解し、意志を汲んで動けるような人格は、完成していないのです。そうであっても、この分野の研究は、ある種魂の目と同じ視点が働いていると言えるでしょう。
映画「ターミネーター」では、ロボットが自分の意志を持ち、反乱を起こす未来のお話ですが、それは未来ではなく、今までの私達です。私達人格は、発達したからこそ、魂の言う事を聞かず、反乱を起こし続けています。しかしこれからは、水瓶座の影響により、優秀なロボットが造られていくように、私達の人格も魂にとって、優秀な人格へと成長する事でしょう。