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時代と星座
時代と星座 | 2020-12-04
水瓶座を生きる私達へ ⑯「生命と呼吸」
水瓶座は風の宮で、その影響は空間の中に、空気のように浸透するとお伝えしました。私達は毎日息をしていますが、呼吸を通じて、霊体の中に酸素以上の水瓶座的質料を取り入れています。人は呼吸をしなければ生きていけません。つまり、息は生命と直結しています。水瓶座は、全ての生命に対する博愛がテーマである事と、風の宮である事から、「呼吸」と密接な関係があるのです。
今、新型コロナウィルスでは、血管が詰まる、肺がダメージを受けて呼吸ができなくなると言った生命に直結する深刻な症状が出ています。特に呼吸は、肺にも心臓にも影響があります。肺や心臓は、密教的に愛と関係する臓器です。愛とは、「意識をどこに繋ぐか」と言う引力で、日常的にどんな事に興味を持ち、何を考えながら呼吸をしているかによって、霊体にどんな質料が入ってくるかが決まります。ですから、光に意識を向ける瞑想は、呼吸とセットになっています。私達は毎日の意識と呼吸によって、自分を創造しているのです。
水瓶座の時代は、博愛がテーマなので、自分の命だけを考えていると、分離的、利己的になり、愛が中々育ちません。その象徴として試金石になっているのが、新型コロナウィルスに対する「公衆衛生」です。公衆衛生を理解するには、人や社会との関係性や、自分の行動が周囲にどのような影響を与えるかを理解する必要があります。その理解は、情緒的なものではなく、医学的、科学的、つまりメンタル的な理解で、更に理解に基づいた行動が求められます。これは人類の知的な愛を証明する試しとも言えるでしょう。
ところが蓋を開けてみると、人類は思ったより、自己中心的で、個人的な知性は育っているものの、関係を理解し、欲望を犠牲にする愛が不十分なようです。理解できる人にしてみれば、簡単な公衆衛生の論理が、受け入れられない、または理解する事に抵抗している状態です。
生命とは、人類だけでなく、存在しているもの全てを網羅する最も大きな単位です。分離的な考えを持って呼吸していると、生命はその繋がりから離れていってしまいます。ワクチンと言う方法で解決しようしている人類ですが、人類のテーマが愛である限り、愛に基づいた立場で、公衆衛生を達成できなければ、この問題は、根本的な解決とはならず、災難は違った形で世界を襲うでしょう。
私達は、愛をどこに向けているでしょうか。何を考えて呼吸しているでしょうか?博愛が基調である水瓶座では、少なくとも人類と言う単位で考え、その意識が習慣となって呼吸できるよう求められているのです。