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時代と星座
時代と星座 | 2021-01-08
水瓶座を生きる私達へ ⑰「水瓶座と計算能力」
今、恋愛しない、結婚したくない若者が増えています。その為、日本政府が危機感を覚え、AI婚活サイトを作ろうとしているくらいです。異性と付き合わない、結婚しない主な理由は、経済的に負担が大きい、苦労が多い、人間関係が面倒臭いなどで、結婚にまつわる嫌な話ばかりを聞き過ぎているのではないかと、分析している人がいました。星座の観点から言うと、大きな要因は、水瓶座の特質である「計算能力」の結果です。
水瓶座は、余り感情的な星座ではなく、光線的にも情熱を掻き立てる要素が余り入っていません。しかも平和を好み、争いや問題を避ける傾向がある為、男女間の恋愛的感情関係を、喜びより「リスクが高い面倒」と感じます。強い感情に動かされると、人は大胆な行動を取り、多くの失敗はあるものの、色々な経験が得られるのも事実です。これは魚座の時代に獲得した情熱や献身、強い欲望と意志、自己犠牲の特徴です。
しかし水瓶座の意識焦点は、知的な自意識、専門的に言うと「個人的欲望が混じった知能」です。魚座の時代、情熱が行動の原動力だったのに対し、水瓶座では、情報が主体になり、損得、リスク、メリットとデメリットを「計算する能力」が行動を決める傾向となります。今の欲望より、将来まで考えて、リスクが高く大きな責任や嫌な思いをする可能性がある事は避ける為の計算が、行動を決めるのです。ですから、無理して必死に働いて出世するより、個人の健康や生活自身を楽しむ人が増えていくでしょう。
家、車、そして服までシェアする、余計な心配は引き受けない、これらは個人を守る為の計算で、生命エネルギーを節約するエコとも言えます。しかし、計算は飽くまでも自分の計算なので、必ずしも正しい訳ではありません。また、嫌な事を避け、自分の都合で計算ばかりしていると、経験が少なくなるので、精神が成熟せず、責任感や意志も育ちません。その為、水瓶座ではグループワーク、組織活動が重要で、その中で責任感や才能を開花させる訓練が大切になります。
では「心の時代」は終わったのでしょうか。今まで、長い間「心の一体感」を求めていた私達ですが、心は充分発達したので、水瓶座の時代には、意識の焦点を知性に移す事が目的です。つまり、これからは「知的一体感」「知的価値観の一致」を目指すようになると言う事です。心は無くなるわけではなく、自動的に働いている本能のように、意識の土台になり、余り求めるものではなくなるでしょう。今はまだ過渡期で、混乱している私達ですが、その変化は若い魂達を中心に、既に起こっていると言えるでしょう。