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時代と星座
時代と星座 | 2021-10-01
「水瓶座を生きる私達へ ㉖グループと組織活動」
皆さんは、日本のサラリーマンがどのくらいの割合かご存知ですか?何と約9割です!つまり90%の人が雇われて、何らかの組織で働いていると言う事です。戦後急速に進んだサラリーマン化、この背後には、水瓶座の統合と組織化を進める第7光線(紫色)が働いています。
第7光線は、地球の進化計画に沿った形を具現化する光線です。いわば、神の考えを組織化する光線と言えます。私達は、愛と知性が未熟なので、神の考えが余りわかりませんが、社会は形だけ組織化と統合の影響を受けているので、多くの人が組織で働くようになったのです。
本来、第7光線が統治する組織とは、進化に沿った良い目的に向かい、人は自分の意志で参加し、お互いの理解で協力し合える集団です。ところが、まだ個人はそこまで理解が発達していない事、リーダーが欲望を中心に運営している為、搾取や強制、敵対やつぶし合いが行われ、目的は利潤追求、自己顕示になりがちです。今の組織は、水瓶座の博愛や分配、進化に基づいたグループ活動になっていない事が多いのです。
グループ活動とは、強制ではなく、自分の「意志」で参加し、喜んで協力する意識が条件です。つまり、色々違いはあっても、同じ方向を目指している人の集まりと言えます。この点から考えると、仕事の組織はグループ活動とは言えず、地球の望む創造活動の場ではないかもしれません。ただ、グループ活動には、自立した個性、積極的に考える知性、進化に対する識別力、協力する能力や関係性を理解する「知性」が必要なので、組織活動はグループ活動の土台や練習にはなるかもしれません。
ところで、水瓶座の求めるグループ活動は、人間が目指すべき創造活動です。私達は、多くの時間を会社で働き、組織活動していると、グループで創造活動をしているように思いがちです。しかし、考えないで組織に従っていると、創造力を失ってしまう可能性があります。例えば、与えられた仕事を忠実にこなしていると、自ら考えて目的を決め、自立した思考力が育たない、あるいはそがれてしまう可能性もあります。
引退した後、自分で考え行動を始める事ができない、違った環境に適応できない、目的を設定できないと言うのは、創造的意欲が自立して育っていないからです。人生のうちの約40年間をサラリーマンとして過ごすなら、自由に考え自由に表現する可能性を潰されないよう、あるいは考える事を放棄して惰性で生きないよう、自分を見張る必要があるでしょう。組織人でありながら、自由な発想と創造力、つまり人間の本質を表現できる人になるよう心掛けて下さい。