コロナ禍の影響で、学校では黙って食べる「黙食」が続いています。友人と会話を楽しみながら一緒に食べるのがご飯の習慣であり、家庭でも豊かな感性を育てるのは食事と考えてきた私達にとって、黙食は味気ない我慢の時のように感じてしまいます。ところが、先日のインタビューで答えた高校生は「1年続いたので慣れました。10分で早く食べて、余った昼休みの時間を、他の事に使えるので、かえって良かったかな？と思います」でした。高校生は、若いだけあって、習慣を変える適応力が高いと感じる発言でした。

「時間を上手に使う」事は、人生で達成感を得る一つの秘訣です。水瓶座のテーマは知的な愛ですから、「知的な集中に長い時間をかけられる」と、進化の助けになります。その為には、肉体にまつわる欲望「衣食住」は、規則正しい「良い習慣」を作り、必要な事が自動的に回る状態にする事が大切です。

栄養学は、これから必須の学問ですが、それは体に必要な最低限の良いものを摂取する為です。私達は、今まで飲食に時間をかけて気を配り、感性と本能を育ててきたのですが、その時期は過ぎたのかもしれません。飲食で費やす時間を見直すと、お金も含めて多くの時間を短縮できるかもしれません。コロナウィルスの蔓延で、時間配分の見直しをした人は、もっと有意義な事に使う時間を生み出せたのではないでしょうか。