Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2018-05-12
地球 その① 「多様性を生み出す星」
惑星の最初は、私達が生きている地球です。地球の特徴を知ると、人間の苦闘や歴史、社会の問題、進化の方向など、様々な事を理解するヒントになります。さて、地球とはどんな特性を持った惑星なのでしょうか。
自分がどんな家に住んでいるか知っているように、私達が住んでいる地球について、知る事は大切です。太陽系の惑星は、全て宇宙の学校で、学ぶべきテーマが決まっています。余り知られていない星座の知識と神智学の観点から、地球について学んでみましょう。
地球は太陽系の4番目(太陽と水星の間には未発見のバルカンがあるので)に位置します。しかし密教的には、宇宙の最低次元にある惑星です。それは一番悪いと言う意味ではなく、一番低い次元、霊的光が浸透しにくい粗雑な材料を抱えている場所と言う事です。それが地球担当の次元です。
少しショックな話ですが、宇宙の中で地球の知性はかなり低いレベルになります。低いとはどう言う意味でしょうか?例えば、高い波動に反応しにくい、霊的磁力が働きにくい、電気が通りにくい、光が反射しにくい場所など…。つまり知性を光とか電気とすると、地球の物質はその反応が起こりにくい材料なのです。科学者は地球人のような「知的生命体」を探していますが、私達が一番低いとすれば、もっと違う探し方をしなければ、宇宙人を見つける事はできません。また地球型人間は大変珍しいので、このような形態で人間が活動している惑星は、他にありません。有機体と言う形にこだわると、宇宙人は無数にいても、決して見つける事ができないでしょう。
そんな地球ですが、宇宙や太陽系で孤立している訳ではありません。寧ろ大変難しい実験をしている学校なので、霊的には宇宙的相互交流、周囲からの援助はかなり受けています。地球は「苦しい努力」をする場と呼ばれています。人間の魂は元々光で高度なものですが、その粗雑な物質でできた肉体に入って、知的活動をしなければならないので、生きる事も、進化する事も、とても大変です。人生が苦労の連続で、自分を訓練し、支配するのに大変な努力がいるのは、自分のせいだけでなく、実は地球人の宿命だったのです。
地球は人間が活動してくれる事で、地球の物質を洗練させ、あらゆる存在に知性が宿るよう、気の遠くなるような年月をかけ、改良を重ねています。そのお陰で、石炭からダイヤモンドができたり、知恵を持って生き抜く動植物が生まれ、各々地上で活動しています。虫やバクテリアまで含めたら、生物の種類はどれだけあるかわからず、今現在も新種が生まれているかもしれません。一つ一つ研究すると、どんなものにも生命活動があり、独特の形と特質(才能)を発見できます。これらは全て地球の作品、命の片鱗、神の子供達です。地球は多様性に満ちた形態を生み出す珍しい場所なので、太陽系の第1チャクラと呼ばれています。そんな宇宙の最低面で出遇った私達魂は、それだけで同志であり、余程のご縁があると断言できるのです。