Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2019-05-03
光線シリーズ5、「第4光線(黄色)」
「何故人間が発生したか?」その秘密は、黄色の第4光線が握っています。この光線は、動物体と魂意識を出会わせ、形態と意識のバランスを創造するからです。人間は全て第4光線の支配下にいて、人類が終わるまで、全ての人がこの光線の影響を受け続けます。別名「闘争を通しての調和」「芸術光線」と呼ばれる第4光線は、私達にどのような影響を与えているのでしょうか。
美と言えば芸術ですが、皆さんは気になって直したくなるもの、イメージ通り完璧にしたいもの、少しでも違ったら許せないもの、そのようなこだわりがある分野はありますか?センスが良く、仕上がりが完璧、ユーモアがあって魅力的、あるいはしばしば我がままで大げさ、極端だと言われた事はありませんか?創作活動はもとより、家事のやり方、料理、介護の仕方、書類の作成や、自分に対する美意識、体や気の流れのバランスを診る鍼灸やマッサージ、整形など、「より良い形やバランス」を求めて、改善したり仕上げたりする時、第4光線が働いているのです。この光線の特徴は、直観的でイメージが明確な上、それが完璧に思え、心や頭に強烈な印象を与える事です。人類は、この光線に突き動かされて、より良い生き方、より完璧な自分を実現する為、苦闘し続けてきました。その為、苦闘を生み出す光線と呼ばれているのです。
その中でも、特に第4光線を持っている人は、自分の興味が向いた分野に対し、イメージを正確に描き、妥協せず、完璧さを求める傾向になります。反対を言えば、好き嫌いが激しく、神経質でこだわりが強い為、とり憑かれたようになる事があります。神は第4光線を通じて、人格の創造と破壊を繰り返し、宇宙の法則を表現できる優秀な人格を創造します。しかし、これが我流なセンスと個人的な考えになると、歪んだ美を求めて整形を繰り返したり、狂気になるまで何かにのめり込む危険を生み出します。
歴史上の優れた芸術家や、意識の変革で魂的な直観に到った人は、分野を問わず、第4光線を使って人格と魂の意識を完全に調和させました。大事な事は、私達のイメージやこだわりは、自分の意識を次の段階に引き上げる為に意味があっても、魂からすると不完全でアンバランスだと知っておく事です。形や結果だけにこだわると、人も自分も苦しめる事になります。
現在、人格に第4光線を持っている人は増えています。その為、多くの人が自分の美意識やこだわりを強く持ち、鋭敏で神経質、我がままな傾向となります。また病気としては、アレルギー、躁鬱傾向、自己否定、衰弱は、この光線を持っている人に表れ易い症状です。第4光線は「0か100か、それ以外は一切やる気が出ない」と言う極端さに陥る為、恐ろしい程の集中と、全く動かない怠惰さを持っています。これを繰り返していると、働き過ぎや人間関係の揉め事から、破滅的な状況に陥る危険があります。その為、ドラマチックで大げさな断定や頑固な固執は避け、常識や良識を重んじ、全体の生活を穏やかに生きる事が大事です。人から判断が極端だとか、興奮気味でやり過ぎだと言われたら、聴く耳を持ち、理性的にバランスを取るよう心がけると、持ち前のユーモアや快活さが保てるでしょう。
さて、自分の人格に第4光線が働いているか、次の項目と照らし合わせてみて下さい。
<第4光線の特質>
進化への衝動、魂と人格のバランス、終わりなき改善、美や芸術、色彩に敏感、人類の進化と成熟、イメージ力、見えない世界と見える世界をつなぐ力
<肉体(エーテル体)が黄色の人>
均整が整っていて美的、身につけるものを吟味しこだわる、衝動的活動と怠惰の繰り返し、肉体の鍛錬、アレルギー、周囲の影響を受けてバランスを崩し易い、鋭敏
<心が黄色の人>
ユーモアがあり寛大。向上心豊かで楽しさや美しさを好む。センスがあり、磁力的で安心感を与える。悪い時は怠惰で敵対的。不満足で大げさ、ドラマチックな激情。躁鬱を繰り返し、投げやり。自己憐憫、不安や心配に苛まれる。好き嫌いが激しい。
<知性が黄色の人>
向上心が豊かで美的な表現力を持つ。美意識が高く目的に向かって努力する。特定の分野で鍛錬し、才能を発揮する。好みが明確で直感的、衝動的。人の評価が気になり、受け入れられないと極端に落ち込んだり攻撃的になる。自分の向上に夢中になり、野心的。視野狭窄で自分の考えに固執する。躁鬱傾向。
<統合光線、パーソナリティ全体が黄色で統一されている人>
目的と価値観が明確で、正確さを好む。問題を見つけ、改善や解決する能力がある。直観的で純粋に美や哲学を愛する。自信と忍耐力があり、鍛錬して豊かな才能を表現する完璧主義。しかし、断定的で合わないものには辛辣に批判し苛立ち、過度な完成を求めて周囲を危険にさらす。世界に無関心で自己中心的。興味の無い事はいい加減で非常識。
<魂が黄色の人>
魂的な法則を直観で掴み、全ての存在の可能性や美を発見する。物事の真の完成された姿を知る。法則を物質界に表現するあらゆる分野の美の探求者。優れた建築家。意味や進化の説明をする人。真の治療家(鍼灸、カイロプラクティック、カラーセラピー、マッサージなど)。ミケランジェロ、シェイクスピア、ダ・ビンチがこのタイプだと言われる。