Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2020-11-27
バルカン その②「第1チャクラと肉体意識」
地球には、人間と同じようにチャクラがあります。地球の神がどこのチャクラに意識を置いているかは、人類に投影します。現在、地球の神は、まだ第1チャクラに意識を残し、完全に引き上げてはいません。第1チャクラは、肉体を生み出す働き、そして鉱物界の進化と関係があるので、地上では鉱物の利用が活発です。現在のように、バルカンや冥王星の働きが強まると、活発な火山活動と地殻変動も起こります。人間もその影響を受けて、第1チャクラに重点があるので、性衝動や肉体意識を強く感じます。
人間が第1チャクラに意識を置くと、肉体意識が強まるのと同時に、鉱物界への意識が高まり、進化を助けます。今まで人は、大地を掘り起こし、鉱物をエネルギーや物を作る土台、そして宝石として利用してきました。鉱物は、自分では殆ど動く事はできませんが、人間に興味を持たれる事で、眠っている特質を見出され、無数の経験を得られるのです。鉱物は、人々の生活を支える為、形を変え、エネルギーとなり、進化していきます。人間は鉱物界に対して、鍛冶屋のように、バルカンの代理人として働いていると言えるでしょう。
しかし、地球は現在、第1チャクラから意識を上に引き上げ始めています。その兆候が、化石燃料の利用から、太陽光や自然エネルギーの活用に表れています。太陽光は魂エネルギーの象徴ですが、時代が更に進むと、人類は、大気中の粒子や惑星の地軸を利用してエネルギーを取り出すようになり、将来鉱物はエネルギー源として、あまり使われなくなるでしょう。
一方人間は、現在大変強い肉体意識を持っています。新型コロナウィルスの感染で、ダメージを受けた世界中のスポーツ界を見ると、運動は人類の歴史上、最も活発だったと言えます。しかしこの傾向は、今回の出来事をきっかけに、徐々に薄れていきます。何故なら、バルカンは、人間に対して肉体意識を離すよう促すからです。人は健康を保つ為には、必ず適度な運動をしなければいけません。しかし、肉体を鍛え上げ、動き過ぎたり激しく興奮する状態は、物質的意識を強めてしまいます。意識を上昇させる方向から考えると、この習慣や文化は徐々に変化する必要があるのです。
また、知的に集中するには、肉体の活動と意識を鎮めないといけません。バルカンは本能や欲望を断ち切る為に、今回の感染拡大のような衝撃的な一撃を与えます。バルカンが与える苦しみや衝撃は、何かが進化にそぐわない、間違っている事を示しているのです。たとえ人間の世界で、多くの人が好む喜びや習慣であっても、魂の法則に合わない要素があれば、そこにバルカンのメスが入るでしょう。その時、私達は立ち止まって、意味を考えなければいけません。
医学の世界でも、昔の常識で誤った知識だったものは沢山あります。人間社会でも、昔英雄視された多くの行為が、今では犯罪と見なされます。人間社会は、時代と共に数々の困難を経験しながら、意識の方向転換を余儀なくされてきました。その繰り返しによって、価値観が変化し、習慣を変えざるを得なくなり、人類の意識レベルや社会は変容してきたのです。
バルカンの鉄拳に対して、全ての人が考え、価値観を変える訳ではありません。チャンスをものにできる一定数の人達が、「考えて、理解し、自分を変える」事ができれば、地球は収穫があったとするでしょう。惑星の知識は、魂の法則や人類進化を考えるヒントとなります。バルカンの役割を通じて、世界的に起こる出来事を考えながら、未来を切り開いていきましょう。