Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2021-05-28
地球 その③「地球と解放」
皆さんは、地球のマークを覚えていますか?〇の中に十で、十です。今まで2回地球について説明してきましたが、このマークが象徴する意味を学ぶと、地球の総合的な姿が理解できると思います。
十は、「愛と知恵」の第2光線を表し、そして〇は「物質」を表します。第2光線の意味は、「引力・関係・意識」ですから、地球は、物質の中に宿る意識が発達し、互いに関係し合う場所だと伝えています。地球ほど種々雑多、多様性に富んだ存在が生まれる場所はありません。そして、人間だけでなく、虫や微生物、鉱物に至るまで、どんな存在も「特質や才能」があります。その意味は、たとえ僅かであっても、意識があると言う事を表しているのです。
その中でも、人間は「小さな宇宙」と呼ばれていて、人間が活動し交流する事は、それだけで自然界に影響を与えます。何故なら、以前説明したように、人間の中には三つの自然界=鉱物、植物、動物界が生き、各界と繋がっているからです。人間の中で、三つの自然界と、上位の魂界が出会っているのです。まさしく、十の四つの腕、十字路、交差点が、地球の人間そのものを表しています。その原理から言えば、私達は多様性を認め合い、内在している特質や才能を研究する使命があります。そして、良い目的の為に活用する事が、地球への協力になるのです。
現在の時代精神=水瓶座は、博愛がテーマです。博愛とは、全ての存在に知的な愛を向ける事で、その影響を受けて、人間は地球上のあらゆる存在に興味を持ち始めました。現在、様々なものが研究され、色々な目的に利用されています。そのお蔭で、物質は活性化し、〇の中に閉じ込められていた意識は、活動を加速しています。
さて、存在が活性化するとはどのような事でしょうか。人間が物質を研究し、その特質を活用すると、〇の中に閉じ込められていた意識が解放されます。その時、物質は周囲に役立つ形となる、あるいは特性を生かされたり、エネルギーを放出します。例えば放射能とは、鉱物界の解放で、膨大なエネルギーを世界に提供します。物質に関する知識と技術は、魂から与えられ、人間が努力して実用化したもので、地球進化計画の一部となっています。
同様に、人間の中には、途方もない特質とエネルギーが潜在しています。人は、自分の才能を見出して、表現できるようになると「自分が解放された」と感じます。それは閉塞されていた自分の一部が、物質の〇から解放され、自由になった瞬間です。人間は、物質に対しても、自分に対しても、そして周囲の人に対しても、内在する意識を解放する力があります。それは人間の目的、大きな使命であるからこそ、才能が表れた時、達成感と喜びを感じるのです。解放するのは、知性であり、実際的な努力です。この一連の働きで、人も物も自然界も、潜在的な苦しみから解放される、それが地球と言う場所なのです。
ところで、地球のマーク、〇と十が組み合わされた別の惑星は、皆さんもご存知の通り金星♀です。地球と金星は、兄弟星と呼ばれていて、古代から、深い愛で結ばれています。しかし、金星が与えた知性を、愛着として使うと、〇の中に閉じ込められ、苦しみます。知性として使うと、金星の正しい知性が宿り、特性が活かされて意識が解放されます。正しい知性は、自分も周囲も解放し、その結果、前回説明した熱と放射が起こるのです。解放は、地球人の使命だからこそ、私達は解放と自由を求めるのです。