Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2022-07-29
土星と言葉
土星は「カルマの主」と言われ、私達が物質界で何の為に、どれだけエネルギーを使ったかを、正確に計算する惑星です。その能力と正確さは「宇宙の銀行」と呼ばれる程、間違いがなく公平なものです。信じ難い事ですが、一人ずつエネルギーの通帳的なものがあり、動機が魂に沿った使い方と、個人的に使われたエネルギーが、数字で正確に記されています。日本では閻魔大王で象徴されている役目です。
土星は、人間の第5チャクラ=喉を支配しています。第5チャクラは、精神的活動と関係しているので、思考が集めた材料を使って正確に肉体を形創ります。肉体はあらゆるエネルギーが浸透し、自動的に固められ出来上がった結果です。良くも悪くも、無意識でも、自分の意識活動の結果が、客観的に法則通り表れたのが肉体なのです。
中でも発した言葉の力は、肉体から人格までの創造に大変な威力を振るっています。神が言葉で世界を創ったように、人間も同じ力「言霊」を持っているからです。どのような思いでその言葉を発したか、どんな言葉を多く発したか、その長年の積み重ねが、自分の肉体を作ります。ですから、長年自分の言葉がどんな影響を与えたかを知ったら、私達はたった今からでも、考えと言葉を改めるでしょう。健康も病気も、過去の言葉から影響を受けているのです。
60歳を過ぎた人は、自分の健康や肉体の状況、病気の経歴や現在の状態を含めて、自分が何歳位の時に、どんな言葉を発していたか、その結果が健康にどう表れたか、照らし合わせてみると、思い当たる事があるかもしれません。
私達は物事をはっきり言わなければならない場面があります。それがカルマになる訳ではありません。そこに自分中心の怒り、悲しみなどのネガティブな感情、分離的で排他的、批判的な考えを乗せている事が問題なのです。本来、言葉は光を表現する手段です。もし光を分配するなら、どんな言葉を選ぶか、良く考えて話した方が、あらゆる意味で効果的でしょう。土星は全ての人に平等に働いています。人を明るくし、勇気付け、活動的にする言葉、土星がエネルギーを融資してくれるような創造を心掛けたいものですね。