Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2022-11-18
冥王星と周期
冥王星は、天文学では準惑星の扱いになりましたが、占星学では太陽系の無数の周期を支配する大変高度な星です。存在するものは、宇宙であろうが原子であろうが、全て冥王星によって周期の支配を受けています。現在、人類は一つの生命として新しい周期を迎える為、様々な現象が終わり、同時に新しい生命が望む周期が始まっています。
私達のわかり易い健康面では、第1チャクラに働いているので、生殖活動の周期に関係しています。生理や精子の生産、胎児の成長と出産は、月の周期を利用して自動的に回っています。大きな周期では、思春期や、生殖活動が終わり性ホルモンの変化が起こる更年期、そして肉体自身の生死にも関っています。肉体は生死でさえも、周期に支配されているので、理解し受け入れて、医学的に対処する事が大事です。
人生の出来事に関しては、様々な転機や変化に関係しています。今まで続いていた環境、人との繋がり、意識など、何かが終わり、次の周期に移る時は、背後に冥王星の力が働いているのです。そのような周期を迎える時、大きな影響を受けるのは、心です。心は欲望と関係して執着、密着する性質があるので、終わるもの、奪われるもの、変化するものには強烈に抵抗します。しかし、悲しみや怒り、喪失感を感じると、次への適応が遅れるだけでなく、強い心理的ストレスを覚えます。長く続けていると、自律神経が乱れて生命力が弱り、様々な不調、そして病気に発展していく事が多いものです。
冥王星が働いて、周期の終わりや変化がやってきた時は、冷静に見極めて、知的に分析する事が大切です。まず状況を受け入れる事、そして諦めて次に進むべきか、何か改善して継続や展開する努力をすべきか、よく考えて判断する事が大切です。心を主体に考えていると、執着が強くなり、やる気が失せて全てが停滞してしまいます。生命力も気力も知性も衰退し、体調だけでなく、事態も悪化し、進化するチャンスも逃してしまうでしょう。
また、変化に対応する時は、我流な方法ではなく、医学的、科学的な知識、経験者の意見などを調べて、知的に対応すべきです。更に、前の経験で何を学んだのか意味を考え、次にわからないなりにも、魂が求める事を考えてみましょう。これには、相当な冷静さと無執着が重要です。冥王星は第1光線の惑星なので、対処には強い意志が必要です。意志は正しい知識が土台となるので、次に進む為に何を選ぶべきか考えて目標を選択しましょう。周期と上手に付き合う人は、無執着や知的な冷静さを訓練でき、人生のチャンスを掴んで、早く進化ができるでしょう。