Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2023-12-01
金星とアジナーチャクラ
金星は牡牛座の支配星の一つで、額の第6チャクラ、アジナーを刺激する重要な惑星です。金星は、一般的には恋愛や結婚に関係していると思われていますが、真の占星学では、純粋に考える知性を与える惑星です。金星は「美の女神」と呼ばれますが、「美」のバランスが、この時代には知性から生まれる事を理解する必要があるでしょう。金星の影響を正しく受け、魂の美を表す為、今回は第6チャクラの構造を理解しましょう。
人間の脳は右脳と左脳に分かれています。一般的にアナログとデジタル、感性と知性の働きと言われていますが、その理由は、第6チャクラがメビウス管のような∞二つの翼状になっていて、各々の役割があるからです。
右の翼は、魂への愛や見えない世界に意識を向ける働きを担当しているので、直観的な意識活動が主体になります。左の翼は、具体的な物質界で役立つ知識の活用と関係している為、論理的な考えがメインになります。これは夢想的な東洋人と、活動的な西洋人の対比にもなっていて、右の翼は魂に対して謙虚に、そして左の翼は、右の翼で受けた直観的なアイディア、人類や自然界への愛を具体化する活動に必要です。愛を受信し、活動に活かす為には、左右両方が開花し、相互に交流し、混ぜ合わされる事が必要なのです。
私達の問題は、①どちらかの翼が未発達でアンバランスな事、もう1つは②両方共自分と物質界に向けられてしまっている事です。自分の思いや独自の考えを遂げる為に、個人的感覚と知性を使ってしまうので、左右の翼は、いわば下向きに働き、やがて重たくなって折れてしまいます。あるいは左右が交流しないと、金星の刺激が受けられず、萎縮してしまいます。
このチャクラは、本来愛を分配するチャクラです。愛が自分の欲望に向いていると、金星の刺激が非常に偏ったものになり、左右のバランスが極端に悪くなります。これが長い間続けられると、精神の不調、あるいは頭部の病気や知的発達の限界が訪れるでしょう。
現代人のアジナーが刺激される今の時期、自分の事ばかり考えていると、利己的な意識が強化され、結局自分を不幸に追い込んでしまいます。人々と自然界に愛を表す為に、金星の愛を受信できれば、精神的強さと健康が与えられるでしょう。精神の美が健康を与えるので、私達のアジナーの向きを再点検し、健康で生き生きとした毎日を過ごしましょう。