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惑星と光線
惑星と光線 | 2024-12-06
第5チャクラと元気さ
寒い冬でも、子供は外で走り回って飛び跳ねています。「子供は元気」と言いますが、一方で、お腹が減ったり眠くなったりすると、途端に元気がなくなります。大人は飛んだり跳ねたりはしませんが、短い睡眠時間でも、仕事や用事があれば、動き続ける事ができます。大人と子供は、元気の源が違うからです。
子供の元気は、主に第1チャクラを主体とする純粋な肉体力です。では、大人の元気とは、どのチャクラから得られるのでしょうか。一般に感情、感覚中心の人は第3チャクラですが、肉体の完成した大人は、精神が発達すると、第5チャクラの代謝エネルギーを使うようになります。第5チャクラは、目的に沿って活動エネルギーを変換する甲状腺が対応しています。楽しさや興奮が失われると、元気が無くなるのが第3チャクラですが、第5チャクラは、目的が失われると、甲状腺の代謝が不活発になり、元気が無くなります。
今、私達に問われているのは、会社や組織などの環境から与えられた目的ではなく、自分で目的を設定して、活動する自立した意志です。また、その為には「適応力」が試されます。変わった状況、異なった環境、整っていない条件に対して、できる事を考えて適応するのは、第5チャクラに刺激を与える第3光線の働きです。これでなければならないと思い込んでいると、適応力は得られません。このような変化の時には、頑固な人、好き嫌いが強くて嫌な事に抵抗する人は、変化に対応しにくく、第5チャクラの活動が縮小する恐れがあります。
私達が経験したパンデミックのような劇的な変化には、人類全体の大きな適応力が求められました。世界は再び動き出しましたが、元に戻った訳ではなく、多くの状況が変化しました。世界中、政治や経済はまだまだ不安定です。そんな中、困って落ち込み、文句も言いたくなりますが、状況を判断し、自分で考えて、できる活動を続けていく事が大切です。人には厳しい環境にも適応する知的な意志があります。肉体の活力や感覚的楽しさだけに頼らず、考えて行動する力を訓練しましょう。私達が迎える新しい周期には、自立した意志が益々重要になるからです。同じ仕事をする中でも、自分が目的を決め、積極的に生きると、第5チャクラは活発になり、環境にも年齢にも打ち勝つ力を与えてくれるでしょう。