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魂の表れ

2015-12-16

魂の役割と知性

 ① 魂の基本的な働き

魂は一般的に見えない心霊現象のようなものと思いがちですが、役割には明確なものがあります。人類に「理知性」「意識」を伝達しているのが魂です。動物の一部だった人間が、ここまで知的に発達したのは、魂が動物体である人格に、一人ずつ魂意識の線を伝達しているからなのです。まさに人類の進化は魂によって引き起こされたのです。これによって人は様々なものを認識するようになりました。反対に、魂の伝達の線が人格にうまく繋がらないと、知的障害や脳が機能しない状態が起こります。脳の病気は、魂の線の不具合が原因である事があります。
魂は人格からすると、完璧に近い愛と知性の存在です。人間が人類や自然界の為に役立とうと考えれば考える程、魂は理知性と愛を人格に注ぎ込み、人は賢くなっていきます。魂は、人間に認知する知性と、考える力を今尚、発達させています。

 ②愛の伝達

さて、魂は人類全体で一つの生命体を創っています。人間は地上では個々のバラバラ状態で生きていますが、意識体=魂としては一つの融合体なのです。全体で一つの繋がり=引力を愛と呼び、魂は愛そのもので意識を共有しています。例えて言えば、高い次元に存在するミラーボールのような光を考えてみて下さい。その光の表面には、600億程のカット面があり、一つ一つが地上の人格と繋がっていると想像して下さい。中には地上に生まれていない魂もあり、霊界の各次元で働いている人もいます。
魂は霊界では一つの命なので、互いに繋がり、交流し、様々な情報を共有して進化しています。その事実が反映して、私達は「人類全体」を同胞であると考え、互いに交流し、助け合います。魂が人格に深く投影すればする程、人類の相互の愛は深くなり、知性が高くなっていくのです。
魂の働きの象徴は、キリスト教が用いているシンボル=十字架(第2光線・藍色)です。十字架は、愛が高い次元から低い次元まで縦に繋がり、同時に地平線のように横に広く繋がっている引力の働きを表しています。強大な愛の引力によって、魂は世界に意識を拡大させているのです。

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