Appearance the soul
魂の表れ
2015-12-16
責任感
①責任の時代
皆さんはどんな時に「責任」を感じますか?最初に責任について考えた時は、いつだったでしょうか?責任は、家族、仕事、国、人類など、色々な立場で発生します。実は責任感とは、魂の知的な表れとして、最初に出てくる意識活動なのです。
責任と言う言葉、「成人式」で「これからは大人として、責任ある行動を取る」などの挨拶を聞きますが、その前から部活動や集団生活の中で、早い時期に責任を問われたり、感じた人はあるはずです。個々がこんなにも早い時期から責任を考える事は、以前の時代には少ない事でした。
現代は、一部の政治家や企業化などの「責任者」より、多くの一般市民の方が、健全な責任感を持っています。私達はニュースを見ながら、「人として一体どう責任を取るつもりなのか?」と怒りを覚える事もしばしばですが、「人としての責任」と言う共通の意識は、一体どこからやってくるものでしょうか?これは魂の人類愛からやってきたものです。つまり、現代は多くの一般市民が尊い魂意識に目覚めているのです。
②責任感は知的能力
責任とは、あるグループの一員として、規律を守り「役割」を負う事と、その中での「立場」と全体との「関係」を理解する事で感じられます。集団の中で、迷惑をかけないと言うだけでなく、一歩進んで正しい理解と行動が必要なのです。これは明らかに知的能力の一つです。ですから、子供や知的能力が欠けている場合など、理解し、行動する能力が無ければ「責任能力」が無いと判断されます。また、そこにはルール、目的、論理、道筋があるので、裁判や会議で論理的に取り上げる事ができるのです。
また、責任の取り方は、考え方によって違ってきます。自分なりの考えで行動した結果、「それは責任を果たした事にならない」と指摘される事があります。グループなど多くの人との繋がりの中で発生する事なので、公私を区別し、協力する高度な意識活動が必要です。自分本位で愛(理解力)が欠けると、責任を正しく果たす事はできません。
③責任は意志と関係する
責任感は、新しい時代の水瓶座的な要素の一つです。何故なら、それは正しい行動を取る意志が関係しているからです。心情や感覚など感情だけでは、具体的な行動まで取れない場合があります。反対に感情的には優しくなくても、実際行動して効果的な救済や結果を出す事ができ、優しさを示す事ができます。水瓶座は科学技術や知識の時代なので、思想だけでなく、活発な実際行動が求められます。博愛に基づいて、正しい行いをする責任感があれば、多くの人を助けられるのです。
しかし、人の中で任務を果たす為には、自分の感情や考えを犠牲にする事がつきものです。更に行動で示す為には、体や心に打ち勝ってアクションを起こさなければなりません。目的に相応しい力を発揮する為に、相当な努力をする事にもなります。その為、責任感が強いと、我慢して自分を抑圧したり、猛烈に働いたりする事が多いので、当然個人としてはストレスがたまります。しかし、人格をそこまで働かせる意識こそが、周囲の為にあまねく物質を活性化し、役立たせようとする魂の働きなのです。
現代は自由である反面、個人の責任も増大しています。それだけ私達の意識や能力が進化したとも言えるでしょう。ストレスは高いですが、私達が責任を正しく果たそうとする時、それが魂意識の尊い表れであると思い出して下さい。