Appearance the soul
魂の表れ
2018-01-26
持続力
①持続力は人の特性
毎年大盛況のホノルルマラソン、日本からは一万人以上が参加します。大阪マラソンや京都マラソンは、希望者が多すぎて、参加は抽選になっている程です。箱根駅伝はテレビ中継され、日本中から熱い応援が送られます。人は、苦しい思いを耐えて走り、そして走る人を応援します。何故人はマラソンを愛するのでしょうか。
実はフルマラソンの距離42・195キロを休まずに走れる動物は、馬、ハスキー犬、そして人間ぐらいです。馬や犬は人間が調教して走らせていますが、自分の意志で長距離を走るのは、人間のみです。自然界ではそんなに長い距離を走る必要がないので、普通の動物は持っていない能力です。人間が動物に勝てる数少ない運動能力は、持久力でしょう。
持久力は、目的に対し、意志を揮う人間独特のもので、チャクラの発達から手に入れた力です。マラソンだけでなく、何かをやり続ける持久力、忍耐力、持続力は、魂から与えられた人間特有の特性です。
②目的達成力はチャクラの発達
野生の哺乳動物は、自己保存本能の第3チャクラを主体として生きています。個体を維持し、子孫を増やすのが目的なので、体の感覚に従うのが普通です。敵に襲われたら走りますが、敵もそう長く走り続ける事ができないので、フルマラソン程走る必要はないでしょう。疲れたら休み、嫌だったら走りません。動物は、すぐ諦めてしまいます。
ところがマラソンは、ゴールまで走る目的があり、どんなに苦しくても意志が体をひっぱり、体力や速度を計算しながら走ります。人間特有の目的意識が働くと、アドレナリンを分泌する強大な第3チャクラ、そして代謝を促す第5チャクラが協力し、体がついていかれるように、エネルギーを作り出してくれるのです。更に、体を客観的に見て計算しながらコントロールする第6チャクラも働いています。マラソン一つとっても、動物には無い人間特有のチャクラが関っているのです。
マラソンを見ながら、私達が応援したり感動するのは、知的戦略や訓練の成果、精神力と言う総合的な意志を見ているからでしょう。意志の強さが人間の特質だと無意識に知っているのです。スポーツは誰にでもわかり易く、結果もはっきりしているので、多くの人がその意志を感じ、感動する事ができるのでしょう。
③自分を持続的に支配する
人間には体のみならず、心や頭の限界を突破する意志があり、自分を支配したり、才能を身につけたり、考え方を変えたりする事ができます。第3より上のチャクラが発達すると、次元が上がって使えるエネルギーの質が高くなり、量が増えます。そうすると、化石燃料から原子力への変化のように、出力の限界が上がっていきます。
私達が目的に向かって長時間取り組める持久力は、知性が高くなればなる程、質が上がり時間が長くなります。今多くの人達は、肉体を越えて、知的に長く集中する持久力に挑戦しています。これは同時に心との闘いでもあります。単発で色々な事をするのは簡単でしょう。しかし、長く続ける為には自分の支配を持続しなければなりません。今までどんな事を、どれだけ長く続けてしてきたか?次の目標は何か?持久力から考えて、今年の突破すべき挑戦を見つけて下さい。