Appearance the soul
魂の表れ
2017-12-22
人に興味がある
①興味の動機
夜、電車から見えるマンションの灯り。その一つ一つに家族が住んでいて、それぞれの人生がある。どんな人生だろう?皆さんはそんな思いを持った事がありますか?人間は人に興味があります。生命が全体で一つの命を分かち合っていて、人類は同胞だと知っているからです。これは第4チャクラ、愛のアナハタチャクラの感性です。魂は私達の胸に命の線を繋ぎ、生かしています。その生命線は、全体から分霊した一つである為、その意識が反映し、人は周囲の人々に興味があるのです。人に対する興味は、魂の表れです。
動物が自然界で周りの動物に興味があるのは、種の保存本能からです。家族が協力して仲良くしていても、食べ物が少なくなると、姉妹を追い出し、群れに寄せ付けないよう攻撃します。巣立った子供が、今頃どんな生き方をしているかなどと、想いを巡らすライオンはいないでしょう。人間も、自己中心的だと、人に対する興味は薄くなります。興味を抱く時は、相手を利用する為、自分にメリットがある時か、安心や優越感を持つ時です。ワイドショーや井戸端会議などのゴシップ的興味は、人の不幸や失態を知り、馬鹿にしたり批判して、自分が満足する場合が多いでしょう。元々は魂の表れですが、人に対する興味の動機が何か?この意識を高める為に、自分を点検する必要はあるでしょう。
②援助の為の情報交換
魂の愛が育ってくると、人は人に対しても、純粋な興味を抱くようになります。何を考え、どんな気持ちなのか、何か困った事がないか、どんなふうに成長したのか…。これは純粋な理解に通じます。魂は、常に情報を交換し、宇宙的な知識を共有し、進化しています。特に七つの光線の魂グループ内では、相互理解が活発で、地上に仲間が出ている時は、その人が使命を果たす為(個人の幸せの為ではなく)、縁を結び、ヒントを与え、守護霊の役割を果たします。
私達は、魂の知識、愛、光を、地上の生命と人類同士に伝達する仲間です。その同胞が使命を果たす時、困っていたり、進もうと努力している時、互いに理解し合い、援助や奉仕を交換する事は、当然の事でしょう。しかし、正しく助け合い、道を進んでいく為には、どんな意識で何を考えているか、どんな生活環境なのかを知る必要があります。助ける場合、原因を理解し、可能性を考え、その人に一番合った方法で問題に対処すれば、効果が上がるからです。また原因を探り当て、適切に説明する為には、情報が必要です。自分が良いと思ったもの、方法を押し付ける訳にはいきません。
③愛の方向性
人に興味があると言う事は、やがて社会や世界への広い興味に発展します。今世界がどんな状況で、政治、経済、文化、芸術など、人々がどんな意識で生活しているのか、世界にはどんな問題があるか、人々のニーズは何か、これらを知る事で、魂の進化に合わせて、効果的に働く事ができるのです。どんなに良い事でも、現状にそぐわないかけ離れた方法だと、非現実的な理想になり、役に立てず終わってしまいます。
人は、子供の時や精神が未熟な時は、自分と自分の欲望に夢中で、周囲の人や社会に興味がありません。自分は人や世界をどの位知ろうとしているか、批判や自己主張ではなく、純粋に理解しようとしているか、意識を点検してみましょう。水瓶座の時代に大事な博愛とは、広く包括的な知性です。愛の方向を振り返ってみて下さい。