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時代と星座

時代と星座 | 2018-11-09

乙女座と第4光線

乙女座は、信仰心や向上心が高く、献身的で面倒見が良い特質を持っています。それは元々この星座が、体、心、知性、それらに繋がっている自然界の全ての質料(物質)に、魂の光を混ぜ合わせ、レベルを上げる使命を持っているからです。

その働きに重要な役割を果たしているのが、水星の第4光線(黄色)です。水星の第4光線は、額の第6チャクラに刺激を与えて、人格の統合を進め、新しいイメージを授けます。そのイメージは、自分に対する美意識や、面倒を見る対象の理想となり、乙女座はイメージに従って、自分にも人にも、良いものを与えようとするのです。

現在、第4光線は人間社会に強く働きかけています。その影響で、好みが明確で個性的な人が増えています。反面、神経質で気難しく、こだわりが強すぎる傾向も出てきています。これは第4光線が、意識の枠組みを作り、「こうでなければならない」「最高以外は認めない」と、結果に対する強いこだわりを生むからなのです。

ヨーロッパの逸話で、次のような恐ろしい話があります。山の中に宿があり、そこに旅人が泊まると、女主人が旅人の手足を伸ばしてベッドに縛りつけます。そしてベッドより手足が長いと切る、短かったら引き伸ばし、結局殺してしまうという話です。

実際にこんな事があったら、とても残酷ですが、これは私達の「枠組みに囚われた意識」の例え話です。美意識が高いと、自分が最高だと思う形や方法が、頭に焼きつきます。その印象に近づくよう努力、向上する事で、人は成長するのですが、囚われ過ぎると、それ以外は受け入れられないと言う狭量な考えや、視野狭窄、否定的で過度な批判に陥ります。人に対しても意見を強要するようになり、できたら完全で、できなかったら無価値のような極端な判断になりがちです。

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