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時代と星座
時代と星座 | 2017-10-06
獅子座と第5光線
獅子座の人は、いつも元気で活動的、カリスマ性があり、周囲を活気づける力に満ちています。その源になっているのが、意外な事にオレンジ色の第5光線です。第5光線は、「科学と知識の光線」として、水瓶座で説明しました。科学的な光線なのに、どうして元気の源になるのでしょうか?今回は、第5光線が獅子座ではどう働くかを学び、光線の理解を広げていきましょう。
第5光線は、全ての人にとって自意識の焦点になっています。ですから獅子座の人は、特にプライドが高く、意見されたり、指図される事を嫌います。批判されると猛烈な反撃をし、相手を倒すまで攻撃するので、喧嘩するには手強い相手です。
このプライドの焦点に、第5光線の炎が働くと、体、心、知性、全てを燃え立たせ、活性化します。その為、獅子座の人はとても活動的で、常に動き回り、エネルギッシュに活躍する場を探せるのです。更に、これは多彩な才能を持つ事にも役立っています。体と心と知性が一つに統一され、一気に活気づくので、眠っているあらゆる才能を目覚めさせ、表現できます。獅子座の人の集中力と適応力の高さの秘密で、様々な場所で輝く事や、リーダーとしてマルチな才能の人格表現に役立っているのです。
更に第5光線は、周囲の人を活気付ける力にも一役かっています。それは、接する人や物も活性化する力があるからです。ところがこの活性化が、プライドから来る怒りの支配になると、周囲が不満を持つ事になり、人はやがて離れていくでしょう。第5光線の科学的な面が使えると、相手に合わせた最新の技術と知識を駆使し、最高の方法で、相手から良い部分を引き出せます。もし正しく使わないと、感覚的で表面的な活性化の仕方になるので、知識と方法が限られ、やり方が一辺倒で古いものに留まってしまいます。
獅子座の人にとって、実は第5光線を正しく使いこなす事は、大きなテーマです。それはつまり、私達全員のテーマでもあります。何故なら、全ての人は一旦獅子座的な成長を遂げなければならないからです。物事を感覚的に扱うだけでなく、最新の知識を学び、基本的性質、扱い方や活かし方など、人類の叡智を吸収し、知性の土台をランクアップしなければなりません。
しかし面白い事に、獅子座の人にとって、学ぶという事は、「負けた感」があり、最後まできっちり学ぶ事が案外難しい傾向があります。何故なら、知識を与える側が上で、自分が下になると感じるからです。この自動的に立ち上がってくる競争意識は、第5光線のプライドへの刺激です。獅子座は、常に自分が一番正しく、強く特別でなければならないと思いがちです。これが邪魔して、自分が受け手になり、じっと座って人から何かを学ぶ事が、堪えられなくなるのです。
もし、知識を学び、最新の技術を取り入れる「学び」が無ければ、最初から持っていた古い能力を、繰り返し形を変えて使うだけになるでしょう。それが通用する場所を転々とし、景色は変わっても、一生涯同じ事を繰り返すだけの、自己変革がない人生になってしまいます。
意見すると猛烈に怒るので、負けず嫌いで攻撃的な獅子座に、学習するよう命令する人は、やがていなくなるでしょう。自立した意志を持ち、怒りが強い人は、自分から学ぼうとしなければ、自分のレベルを上げる事はできません。獅子座は、水瓶座の特徴である知識の水を、自分の意志で飲みに行かなければなりません。他の星座であっても、獅子座的な人は、最新の情報と技術を駆使できるよう、良く学び、良く知る事が必要です。密かに学んだり、訓練するのでもかまいません。向上する意志が、結局は自分の知的財産となり、才能と自分に磨きをかける事を忘れないで下さい。