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時代と星座
時代と星座 | 2017-12-01
天秤座と第7光線
皆さんは紫色、好きですか?第7光線は紫、新時代の水瓶座と共に流入してきた光線です。私達は、この新しいエネルギーに随分反応しています。例えば、紫色の野菜や花を作ったり、洋服や小物、インテリアにも取り入れ、多くの人が好んで扱っています。昔は高貴なお坊さんの衣とか、病気のお殿様が頭に巻くとか、珍重されていましたが、今では子供も紫色の服を着ています。新しい光線が入ってくると、その色の魂が光線に乗って生まれる事や、好む色が変化してくるので、時代と文化が急速に変化していきます。
紫は神秘的な雰囲気を持っていますが、光線の名前は「儀式・形式の光線」、つまり魔法の光線です。魔法とは何でしょうか?それは「法則に沿って物事を扱うと、正しい秩序が生まれ、結果が出る」と言う意味です。呪文を唱えて病気を治したり、願いを叶える魔術は、古代宗教の分野で発展しました。今、第7光線の魔法は、メンタル的な科学と医学の分野に表れています。科学の力でダイヤが作られ、医学の力で薬や肉体の一部まで、あらゆる物が製造されています。科学技術は世の中を一変させていますが、では第7光線は、天秤座を通じて、どのように働いているのでしょうか?
天秤座は、今私達の社会全体を支配している星座です。扱うテーマは「法、性、金」。第7光線の秩序と結果を生み出す力で、魂は霊的な理想に沿った社会を創ろうとしています。その為、子供や女性、弱者の権利、不正な金の動き、あらゆる不平等など、世の中の問題を浮き彫りにし、人類全体が進化し易い社会を目指し、改善が始まっています。
天秤座は霊的な理想に比べると、間違っている問題を見つけ、指摘し、改善する星座です。直観的に美や正義を感じ取り、理想と違う点を見つけ、改善を提案します。その為に、一般的な人々が個人の生活だけでなく、社会と世界の人々に興味を持つよう社会参加を促します。今やワイドショーの内容も幅広くなり、国際社会の問題や人権が、話題に上るようになりました。第7光線は、人が秩序を守りながら、自由に発想し、文化を創る事に貢献しています。
しかし一方で、第7光線の弊害も出ています。物質的に結果を生み出す特質を受け、結果のみを重んじたり、自分の望む形や理想に固執する人、融通が利かず、頑固で形式ばった考え方も増えています。また組織やグループの秩序を強めるので、盲目的に組織の命令やルールに従ってしまう人を作ります。マインドコントロールする新興宗教や、会社における過労死、独裁的な君主の出現は、第7光線の影響を受けています。また、古代に念力(物質と心の力)で魔法を駆使した人々も転生しているので、その印象から、魔法、八卦、占い、あらぬ奇跡を演出し、そして信じ込む人も多く見受けられます。
この光線を持っている人は、忍耐強く、意志が固い反面、常に謙虚に、思慮深く考える必要があります。儀式的にこれさえやっていれば、あの人に従っていれば大丈夫と思い込み、物事を淡々と進めるだけで、考えなくなるからです。状況の変化やより良い方法が見つかっても、途中で変える事が難しく、形式的で、臨機応変の適応力が少なくなります。支配するか、されるかの極端な関係にも陥り易いので、注意が必要です。
第7光線は、魂の理想を実現する力があります。しかし理想の実現は、一度では完成しません。何回も考え直し、改善を重ねて、徐々に近づいていくものです。そして人の描く美や理想は、多分に個人的で勝手なものが多い事も承知しておきましょう。人類全体に福利が行き届くよう、第7光線の活躍に期待したいものです。