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時代と星座
時代と星座 | 2018-03-02
山羊座と第7光線
ピョンチャンオリンピックに沸いた日本ですが、一際フィギアスケートは注目の的でした。表現力と技術が問われる競技では、人格の光線=色が大きな影響力を発揮します。例えば射手座の羽生選手と雄羊座の宮原選手、引退した荒川静香さんには、紫色の第7光線が働いています。その特徴は、洗練された正確さです。粘り強い努力、確実な技術、形の正確さ、全体をきっちりとまとめる力、常に同じ結果を出す完璧さ、つまり誰にでもわかり易い正確な形で結果を出す力です。これに情熱や美を表す赤や黄色が加わると(個人は複数の色を持っているので)、とても魅力的な表現になり、人の心を惹き付けます。
アスリートの人格に、何色が強く働いているか推測しながら見ると、オリンピックも別の楽しみ方ができ、光線の理解も深まります。特に荒川静香さんは山羊座なので、情熱よりも冷静さが上回り、金メダルを取ったその精神はイタリアのメディアで「トラ」と称されました。引退後キャスターとなった彼女は、歯の矯正をして更に容姿を整え、話し方を学ぶ講座に通い、次の目的に向かって着々と準備し地位を固めました。目的が決まると、確実に結果を出せるよう迷いなく行動するところは、まさしく山羊座の第7光線的表れと言えるでしょう。
さて、アスリートから離れて一般的な山羊座の第7光線に話を戻しましょう。第7光線は魔術の光線と呼ばれているので、山羊座の人は実利的でありながら、神社仏閣、占い、八卦などを好む人が多いのも特徴です。実力ある実業家の中に、縁起をかついだり、宗教的な信仰をしている人がいます。実利的な力と神秘に憧れを持つ信仰心を同時に持つ人は、第7光線の影響を受けている事が多いのです。
それは個人的な欲望から、魔法や預言の力を借りて、望んだ結果を出したいからですが、これが生命への信仰に拡大すると、シュバイツアー博士のような偉業を成し遂げる人になります。欲望を叶える神秘への憧れから、全生命を支える命への信仰心に意識を拡大する事は、第7光線を持つ人のテーマです。それには、次のような理由が関っています。
第7光線には結果を出す有難い力があるのですが、物質力に一番近い光線なので、注意が必要です。何故なら、紫色は周囲の環境や人の気の荒々しい物質的な面に反応し易いからです。この影響は、アトビーや皮膚炎、原因不明のイライラ、自律神経の乱れとなり易く、変化や想定外の状況に弱くなり、体調が一定しません。解決する為には、メンタル的な焦点で人格をコントロールする必要があります。
また第7光線は望んだ結果を出すので、宗教的な願掛けに使われています。しかし願いが叶ったら、お礼に行ってその力を一旦神に返す儀式がセットになっています。何故なら第7光線が操る四大力は盲目的なので、意志で止めないと、ずっと働き続けるからです。そうなると、その人に憑り付いて、生命力を吸い取ったり、腫瘍を作ったり、破滅的な運命に巻き込んでしまいます。
どんな現象でも、結果を出す時には第7光線が働いています。つまり物質を扱う人間は、全員紫の魔術師と言えるでしょう。ですから、いつまでも結果に固執し、何かを握り締めて留まろうとすると、山の頂上から転落する運命になるとお伝えしました。作ったものや表れた結果は、周囲の人や地球の進化の為に、手放して分配すべきものなのです。実際、人がずっと持ち続けられるものはありません。どんな創造物も、全て地球の進化の為に、プレゼントすべきものなのです。ここに真の信仰心が必要です。
私達は魔術に憧れ、物事を思い通りに支配したいと言う欲望に駆られますが、魔術は地球進化に協力する為に使うものです。神から授かった紫色の力を、奉仕の為に使いたいものですね。