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時代と星座
時代と星座 | 2018-04-06
水瓶座と第2光線
水瓶座は、オレンジ色の第5光線、紫色の第7光線の代表格ですが、背後に「愛と知恵の第2光線」が働いています。藍色の第2光線が、科学と知識の第5光線と融合すると、論理的な知性を基本としながらも、真の愛が目覚め、個別の宗教を超えた博愛精神が広がります。特に水瓶座の第2光線は、「外交的な愛」が特質です。この意味を理解すると、私達には幸せや健康が与えられ、霊的には善なるカルマを積み上げる事ができます。では「外交的な愛」とはどのようなものでしょうか。
愛の直接的な分野は宗教です。宗教では、魂や神と一体になる為に、瞑想、祈り、修行、学問の習得などがありますが、これらは主に個人を高める行法です。魂の方向性を知り、高いエネルギーと接触する為には、個人の進化が重要なので、とても大切な行為です。
ところが外交的な愛とは、それで得たエネルギーを分配する為に、実際に人や自然界、世界と繋がって活動する必要があるのです。お坊さんの活動が、個人的な修行と、実際的な奉仕活動の両方がセットになっている事と同じです。知識、才能、技術、お金、持てる物質など全て、周囲に流通させたり分配しなければいけません。これはエネルギーが、物質界のネットワークで繋がり、流れていく現象です。人の活動を通じて、世界中に血管が繋がり、必要な栄養を隅々まで届けているようなものなのです。この流れを受けて、既に多くの変化が起こっています。大学の先生は、自分の研究に集中し、学生を教えているだけでは済まなくなりました。企業と提携したり、講演や本、メディアを通じて一般の人に説明をし、わかり易く知識を広め、具体的に役立てる努力が求められているのです。
またお寺でも、お墓を守って仏事をしているだけでは、檀家が減少し、経済的に維持できなくなっています。文化の一翼を担ったり、座禅の普及など、積極的に人と関わる工夫が求められ、宗教さえも分配の仕方を変える必要に迫られています。利益を追求しないNPO法人や、国際的な救済団体の出現や、それに対する寄付などは言うまでもありません。水瓶座の人は、生来の博愛精神を持っています。また人類は水瓶座の影響で、かつて無い程善意を抱いています。しかし時代は、思っているだけでなく、一歩進めてそれを表す事を願っているのです。
私達はこの流れの中で、どのように生きるべきでしょうか。まずは仕事、趣味、奉仕団体、どんな環境でも良いので、人と付き合う事です。人間関係を堅苦しく考えずに、才能の有無も余り比較せず、互いに必要とする人達と交流する事です。また自然界の命とも交流する事です。但し自然界との関係でも、それを分かち合う人と付き合いましょう。その関係の中で、お互いをよく観察し、親切にする事、求められたら惜しみなく、適切に援助する事です。
高い教育水準の北欧では、先に理解した生徒は、他の生徒に教える授業スタイルを取っています。そうする事で全体がレベルアップし、教えた本人の知性も高くなります。何故なら、どんな事でも教える事は愛であり、グループの為に尽くす人には、第2光線の愛が注がれるからです。何事も握り締めず、損得を考えず、できる限り人々に尽くす事、その背後で愛が伝達されている、この意味を理解する事が重要です。
水瓶座の愛には、グループ化が鍵となります。グループで交流すると、優れた才能や技術が効率良く伝わり、進化が早く起こります。グループは競争ではなく、分かち合い、助け合い、進化する為に必要です。趣味であれ、仕事であれ、与える物が無い人はいません。この原理を理解して、積極的に人と交流しましょう。水瓶座を通じて、分配すれば同時に与えられる事、全ての経験の背後で起こっている愛の交流を実感して下さい。