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時代と星座
時代と星座 | 2021-12-03
「水瓶座を生きる私達へ ㉘水瓶座と推論」
水瓶座は、余り感情的な星座ではありません。鋭敏である事もあり、寧ろ感情的な激しさを嫌います。これは以前の魚座と大きく違う所です。勿論、自分の感情はありますが、それよりも考え方や目的に興味が向いているので、マイペースで人の感情に無頓着な傾向になるでしょう。今までの人間関係は、感情や感覚に共感し満足を得ていた事が多かったものです。しかし、想いは皆違うものだから、「はっきり言ってもらわないとわからない」と言う具合です。コロナ禍で人と会う機会も減った今、これからの時代の人間関係は、どう変化していくのでしょうか。
水瓶座の意識は、知能的です。感情よりも考え方を知的に理解する事が、これからの方向性です。そこで、人との交流で発揮すべき意識は「推論」です。五感覚で観察した情報(表情、声のトーン、全体的な様子など)と、言葉の情報を繋ぎ合わせて全体像を作り、総合的に「何を意味しているか」と考える推論が武器になります。これは当然、知的意識の分野です。
しかし、水瓶座は始まったばかりです。私達の知性は未熟なので、心に対する興味も薄い上に、推論も余りする気もなかったら、どうなるでしょうか。人と付き合うのが面倒になり、家族や少人数の人としか付き合わないこじんまりした人間関係になってしまうでしょう。これでは、意識の発達のしようがありません。
推論をする為には十分な情報が必要ですが、その前に、人を理解しようと言う積極性が大前提になります。推論する為には、頭の中であれこれ関係を考え、自分で筋道を創造しなければなりません。これは知的な作業なので、慣れないととても面倒になるのです。考えるのが面倒で問題を避けるようになると、意識が怠惰になり、若い人でも恋愛や結婚も面倒になります。この繰り返しでは、人との付き合いが表面的になるので、理解は深まらずに未熟な精神に留まってしまいます。
人を理解する事は、全ての土台です。また、知的に推論してわかる事は、心の共感より、遥かに包括的な視点が得られます。しかし、訓練しないとその能力は開発されません。人の意識を理解するには、言葉を選んで積極的に質問するべきでしょう。水瓶座では、人間関係の在り方も変化していきます。時代精神として、知的意識の発達と言う目的があるからです。人との付き合いで消極的になると、心も幼く知性の発達も遅くなり、精神が成熟しません。まずは五感覚をフル活用させ、それらが何を意味するか、推論する練習から始めてみましょう。