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手紙:2024-05-22

魂からのギフト

運の良し悪し

皆さんは、自分は運が良い方だと思いますか?目標に向かった時、用意されていたように、物事がスムーズに進んだり、急に援助が得られてアッと言う間に結果が出る時があります。この時、人は物事を成就させる「運」と言うものを感じます。

また、人生では必ず問題が起こります。家族や仕事、人間関係、能力の限界や病気などで、今まで通りにいかない事態になりますが、その後の展開にも、運の良し悪しが関係します。問題が転じて改善に繋がる場合、あるいは更に悪化する場合、その岐路には、次の選択を左右する「運」が関係しています。目には見えませんが、人が感覚的に知っている運とは何でしょうか。今回は、運とは何か、その原理と使い方を学んでみたいと思います。

人の人生も自分の人生も、振り返ると、誰もが不思議な事、運命的な出会い、奇跡的に助けられた事など、運が働いた経験を思い出す事ができるでしょう。反対に、運を逃したり生かしきれなかった後悔もあるはずです。

これらの運には、魂が関係しています。魂の一つの仕事は、縁を結ぶ事です。私達は地上に生まれる前に、果たすべき使命や進化の道筋を決め、その為に誰と出会うか、どのグループと共に学ぶかを決めて出てきます。広い世界で、特定の人に出会う奇跡は、見えない助力者の援助があって、初めて可能になるものです。人に限らず、有益な情報や繋がりの「縁=引き合い」は、その人の歩むべき道を助ける為に、魂が用意しているものです。魂の繋ぐ縁を全て生かす事ができれば、その人は強運の持ち主となるでしょう。

愛に敏感になる

本来全ての人には、進化を導く為、魂から用意された縁があります。ところが実際には、この縁は活かされない事があります。何故でしょうか。私達は物質界の変化に意識を奪われ過ぎて、大事な情報や会うべき人に出会っても、それが重要だと気づきません。その為、見過ごす、聞き流す、深く付き合わない、努力を怠るなどして、チャンスをつかみ損ねてしまうのです。魂は人格に自由意志を与えているので、運を良くするには、本質的な重要性を識別する「霊的なセンス」が必要です。このセンスは、私達がよく勘違いする欲望の直感とは異なるものです。

では、このような縁に敏感である為には、どうしたら良いのでしょうか。それは、常日頃、魂の愛に惹かれて生きる事です。魂の特徴は愛です。人類全体が、一つの種族であると言う思想に立ち、互いに奉仕、援助、尽力するのが魂の使命です。不完全でも、失敗しても、このような思想を目指すと、魂はこの方向を目指す人々を、強大な引力で結び付け、光のネットワークを作ります。この巨大なネットワークの中に生きる人は、個別でありながら、愛で繋がる「縁」の中に生きる事になるのです。

また、その繋がり自身が、愛のエネルギーなので、人々は益々愛に敏感になります。愛を実践すると、その喜びや素晴らしさを繰り返し経験する事になり、愛に対する感受性や理解は、強くなるでしょう。つまり、自分自身の日頃の意識が、愛に向かっていれば、同質のエネルギーを感じ取り、次第に重要だと判断できるようになるのです。

縁と徳

ところが、私達には、自分を守る分離的な意識があります。これは、物質的な自分を守る為、自分を中心に求心的に繋がっている引力です。自分や家族が生き延びる為、必要なものを引き付け、活用する事は大事ですが、欲望が強いと、必要以上のものや利用できる人を引き寄せます。その縁をつかみ、欲望が満たされる時、大抵自分は幸運だと思い込むものですが、それは刹那的なもので、必ず終わりが来ます。この種の縁は、取り込めば取り込む程、最後は凝固して破滅や破壊を引き起こす性質があります。これは物質界の特徴の一つです。運が悪化するのは、意識の方向が物質に向き続けている事を表しています。

私達は、自分が引き付けて使っている縁がどの次元のものか、注意深く識別する必要があります。しかし、一瞬だけ意識を研ぎ澄ませて、愛の識別はできるようにはなりません。利己的で物質的か、あるいは博愛的で愛に敏感か、どちらに反応するかは、それまでの意識活動の蓄積で、ほぼ決まってしまいます。愛はいつ、どこで運ばれてくるかわかりません。私達はその時までに、愛のネットワークの中で生きるよう、個人的なものから離れ、多くの人の中の一人として、社会に役立つ事を求め、努力して準備を続ける必要があるのです。

運と同時に、魂が私達に与えてくれているものが徳です。これは魂の特質が人格に表れた美徳や才能です。どんな人も、何回もの転生で獲得してきた事を通じて、優れた特質を持っています。それに加えて、魂は人々に対する使命やカルマを果たす為、新しい才能や使える環境を与える用意があります。これは、良い目的と共に努力をする事で獲得できます。

魂と繋がる努力

ところが、縁と同じで、これらの徳を生かせるか否かは、意識が愛に向かっているかどうかにかかっています。もし「自分が生きる事」に夢中で、自分の感情や保身、欲望に意識を向けていたら、準備された徳は表れてこないでしょう。また、愛に目覚めなければ、限界を突破して努力する事もないでしょう。人は無意識にその事を感じ取り、何かが足りない、不十分だと不満足を感じるものです。これは、環境や人への不満として出易いものですが、本当は自分が使命に向かっていない為、十分な才能が表されていない状態に起因している事があります。

愛は共存、分配、救済、援助と言った性質があります。どんな人も、これらの性質に基づいて、魂はこの人生で何をさせようとしているか、推測する事は非常に大切です。どうしたら人の役に立つか、いかにして持てるものを分配できるか。真にこの観点に立って考え始めたら、それこそ魂は、必要な縁や情報を与えてくれるでしょう。

更に、縁や徳を活かすのは、同時に実行する勇気が必要です。努力する事が面倒、損する、失敗するなどと言う恐れが働くと、意識の半分は、知ったら都合が悪いとも感じています。このような意識の状態は、魂から見ると一目瞭然です。まだ準備ができていないと判断すると、必要な情報や縁は得られないかもしれません。

運と徳は、自分で繋ぎ合わせ、正しい取捨選択をし、実際に計算して創造的な形に整えなければなりません。そこには、絶え間ない努力と、集中して愛の中に生きる姿勢が求められるでしょう。運と徳を生かしきる事は、物質界を超えた価値観と、物質界での相当の実行力が必要で、かなり難しい事なのです。だからこそ、魂が援助するとも言えるでしょう。

真の居場所

魂の進化は永遠です。たった一度だけの人生で、全てが決まる訳ではありません。失敗し、後悔した事も、次の人生の強い意志の基盤になります。そうは言っても、今更、大した事ができないと悩んでいる人もいるかもしれません。しかし、どんな人でも、今から愛のネットワークに繋がり、協力する事はできます。世界には、様々な良い活動をしている人がいます。探してみると身近な所で、人を助ける素晴らしい活動をしている人がいるものです。残りの人生をかけて、そのような活動を知り、協力する事を懸命に考えたなら、繋がる場所が見つかるはずです。

その中に、今生出会うべき人が、まだいるかもしれません。あるいは、今繋がっている縁を、最大限生かす為にはどんな事ができるか、考えて実行すれば、まだ使えていない徳が開花するかもしれません。

もし私達が一点集中し、奉仕できる事を探せば、どんな状況であっても、命は魂に向かって燃え出すでしょう。それが小さな炎であっても、その磁力は必ず魂に届き、意識は愛のネットワークに繋がります。そして、そのような生き方は、周囲の人々に感動を与え、新たな縁を生み出します。その時、私達は自分自身が縁を繋ぎ、人から徳を引き出す人になっている事に気づくでしょう。この愛のネットワークこそが、人を孤独から救い、心を満たす真の居場所を作ります。勇気を持って、積極的な一歩を踏み出しましょう。

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