Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2018-07-27
地球 その④ 「男女の性別」
少し前に、ハリウッドではセクハラ問題で「Me Too」の声が続々と上げられ、日本でも財務省の非常識なセクハラ発言が取り上げられました。先進国でありながら、根強い習慣が改善されない日本の社会は、世界のニュースになり注目を浴びています。また、世界の離婚率は毎年上昇し、男女間の問題から殺人事件に発展するケースも急増しています。男女の関係が上手くいかないと、人は自信を無くしたり、精神的病になったり、事態によっては、生涯心に傷を負う事になりかねません。男女の問題は、人類の歴史上長い間、人の意識に悲惨な影を落としてきました。それに加えて、現代ではマイナーな性的指向者の存在も加わって、「性」にまつわる問題は、複雑怪奇です。一体、この事態はいつか収拾がつくのでしょうか。
実は太陽系の中で、性別があるのは地球だけ、これは地球独特の問題なのです。更に地球の中でも、性別は以下のような状態になっています。
*鉱物界、魂界=男女の区別なし
*動物界、植物界、人間界=男女あり
人間は、肉体を動物界から引き継いだので、肉体としては男女があり、魂意識としては、男女の違いはありません。実際、人は転生すると、男に生まれたり、女に生まれたりして、両方を経験します。その時々の自分を「私」と思うと、男女はありますが、意識の本質である魂には性の区別は無いのです。
また一度の人生の中でも、意識の次元をどこに置くかによって、男女はあったり無かったりします。第3チャクラ以下では、男女の区別はありますが、第4チャクラ以上の意識と能力では、男女の差はなくなります。人間は一人の中でも、多次元に意識を移動する事ができるので、男女の捉え方が複雑怪奇になるのです。それに比べて動物は、性別はありますが、個体を守り子孫を生み出す事に、意識が集中しているので、迷いがありません。太陽系の中で、地球の人間だけが、性の問題を抱えていると言う特殊な位置にいるのです。
しかしこの状況にも光が見えてきています。水瓶座の時代に入って、人類の知性が発達し、前世の記憶や印象を持つ人々も増えています。博愛思想も広がり、第4チャクラ以上の意識活動も活発になってきました。そうなると、男女の差は肉体的なもので、本質的な違いでなく、全ての人は「人間・人類である」と見る考え方が広まってきました。この意識の変化によって、性の問題は悲惨な状況から脱出する方向に向かっています。
もう一つ、興味深い現象が起きています。それは不妊治療の問題です。現代人は、意識活動の焦点が、上のチャクラに上がってきている為、第1チャクラの力が弱まり、先進国では自然な妊娠がしにくくなっています。不妊治療では、男女の協力が不可欠で、妊娠の為の行為は、科学的な方法に基づいて処置されます。この傾向は、遠い将来、性行動を科学的に考えるようになる兆しなのです。そうなると、男女の差は役割分担だけで、それ以外の差は、本質的には無くなるでしょう。その傾向は、既に北欧で始まっています。世界に広がるには、時間がかかりますが、やがて、性の問題は以前より少なくなるでしょう。
とは言え、そのような未来はまだやってきていません。当面は、男女の格差を無くすよう、市民が声を上げ、政府は指導を広めて社会を改善する必要があります。日本は先進国なのですから、この改革を急速に進めるべきでしょう。性別を越えて成長し、独立した人格として理解し合い、努力を重ねる必要があるでしょう。教えられなくても、男女は平等だと考える新しい魂が、沢山生まれてきています。いつまでも、過去の習慣にしがみついていると、時代遅れになります。さて、正直なところ、男女問題、皆さんはどう考えますか?