Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2019-03-01
光線シリーズ3、「第6光線(赤色)」
赤は、私達にとって、最も馴染みのある色なので、赤から連想できる事は多いでしょう。「情熱、血、燃える、熱さ…」、これらは全部第6光線と関係ある言葉です。赤は、欲望を増大させ、原動力として方向を与える色です。私達はその効果をよく理解しているので、生活の中で上手く利用しています。食品業界は食欲をそそるよう、パッケージに赤を多用しています。人の感性は、赤色に対して完全に発達しているので、眼をつぶっていても、赤い壁紙の部屋では、体温が上がり発汗します。世界の国旗では、赤色は血を意味しているように、実際、生命と直結する血にも関係しています。
第6光線は、魚座の時代に主流だった光線です。この光線によって、私達が得た能力は、想像力の発達と宗教心です。想像力と情熱があると、人は夢や憧れ、目標を持って行動する事ができます。感性も発達し、宇宙や神、見えない世界を理解し、そこに到達する為、犠牲を払って献身する美徳を手に入れました。現在人が、個性豊かで理想や夢に向かって行動できるのは、第6光線の功績です。私達は、理想や目標、神の概念を追って、最も崇高な場所、魂意識へと帰ろうとするのです。
この光線を持っている人は、理想を描き、情熱が高く、多くの人を惹き付けるカリスマ性を発揮します。人気の高い歌手、タレント、芸術家の多くは、人の心を魅了し、勇気付ける力として使っています。第6光線の最大のギフトは、真の信仰心です。それを最も素晴らしく表したのは、マザー・テレサと言われています。信仰心を実現する為に、個人的な欲望を放棄し、神の望む世界の為に、献身的な生涯を示してくれました。
最も間違った例では、十字軍の侵攻などに表れる誤った信仰と支配です。この光線は、直観的な為、我流で間違った解釈が起こり易く、信じ込んで周囲に押し付け、支配する傾向があります。そこに絶大な権力や富が結びつくと、見当違いの犠牲を強いる力になってしまいます。十字軍とは規模が違いますが、私達は良かれと思い、思い込みによる断定や押し付けをし、愛する人達を苦しめる失敗をする事があります。欲望や感覚は、独りよがりで勝手な想像になり易く、思い通りにならないと、猛烈な怒りになるからです。
さて、この光線の刺激が無いと、夢や希望が描けず、思いきった経験ができない為、個人能力が育ちません。反対に過剰になると、欲望と情熱が暴走し、人と調和が取れず、知性も発達しにくくなります。一生懸命になる事は一つの美徳ではありますが、正しい目標と、冷静な知性で検証しないと、欲望に翻弄されて失敗続きとなるでしょう。
第6光線は、全ての人の感情、感性、欲望を刺激して育てる事に関係しているので、全人類が影響を受けています。中でも、個人的に持っている人は、顕著な傾向が出るので、分かり易いでしょう。
<第6光線の特質>
帰るべき意識の方向を示す、本能の刺激、感性や感情の発達、理想と献身、信仰心、不満と怒り、愛と犠牲、忠実と純度、臭覚と関係
<肉体(エーテル体)が赤色の人>
水が溜まり、太り易く、かさばった体型、肥満傾向。酒や薬物などに敏感で依存症になり易い。血流の反射が早く、興奮し易い。
<心が赤色の人>
人や目的に情熱を持って献身する。ロマンチストで一生懸命、同情的だが、その対象と仲間に依存する傾向。心に敏感で、霊媒資質がある。自分の思いに夢中になると、狂信的で盲目的になり、それ以外には排他的で無関心。賛同を得られないと攻撃的になり、興奮し易く、怒る。好みと思い込みが激しい。
<知性が赤色の人>
目的に集中して取り組み、成果を出す。話好きで、自分なりの正義感が強く純度を求める。宗教や哲学など、見えない世界に対する理念を理解し、理屈に長ける。同調する人には博愛的で救済的。一方、自分の考え以外は認めず、プライドが高く熱狂的、極度の視野狭窄になり易い。バランス感覚に欠ける。
<統合光線、パーソナリティ全体が赤で統一されている人>
カリスマ性を持ち、理想や目的の為に専心する英雄的存在、演説と指導の名手。夢に向かって徹底的に努力し、様々な能力を発揮する。人々のマインドを惹き付け、やる気にさせ統率するリーダー。反対する者には、党派的で許しがたい怒り。自分も人もやりすぎ、働き過ぎの傾向。
<魂が赤色の人>
世界の為の理想や宗教のあり方を理解し、普及させる事に尽力。愛他的で犠牲を払い、人々や命の為に献身的に尽くす。人を勇気付け、博愛や真の愛に基づいた献身を教える教師的役割。人間の苦しみを解明し、救済する真の理解者。
いかがですか?皆さんの中に、魂を求める赤は燃えていますか?照らし合わせてみて下さい。