Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2020-03-27
木星 その①「太陽系の財宝」
太陽系のあらゆる財宝が納められている富裕の宮殿、それが木星です。ここに入れば、世界の富が好きなだけ得られます。では財宝とは何でしょうか。それは情報です。木星は、別名「太陽系の図書館」と呼ばれています。つまり、太陽系の財宝とは、情報、知識なのです。太陽系で収集された知識、より高度な世界から与えられた情報は、木星が管理し、必要な場所に与えられます。
さて、木星はどのようにして、財宝を創るのでしょうか。木星は愛と知恵の第2光線の惑星で、太陽に次ぐ膨大な引力を持っています。そしてその引力は、陰と陽を結婚させる力で、主に人間や天使群に働きかけます。別名「恵深い魔法の学校」と呼ばれ、人間と天使の知性を高め、世界の財宝を増やします。その影響で、世界は恵み豊かになっていくのです。
高い知性は、物質の正しい扱い方を知っているので、物質の中から最高の輝きを引き出し、最も美しい財宝に変えられます。それはまさに神の錬金術。当然、神の知識ですから、知性が発達していないと扱えるものではありません。ですから木星の知識は、太陽系全体で、愛深く知性が高い人間と、進化した天使群に与えられます。木星の知識は愛のエネルギーそのものです。これによって、宇宙には、進化に基づいた建設が進みます。
そんな素晴らしい惑星なら、是非とも私達は力を借りたいものです。では、地球人が今、富裕の宮殿、世界の図書館に誰でも入れるとしたら、どうなるでしょうか。私達は間違いなく、その富を盗むか、自分の目的の為に知りたい知識だけを読んで、悪用するに違いありません。そうなったら、世界の建設は、神の望んだものではなく、地球人の勝手な欲望を表現するものになり、たちまち不秩序が広がってしまいます。世界は不完全で醜い建設で満ち溢れ、崩壊してしまうでしょう。
そこで、木星と関係を持つ為には、厳しい条件があります。それは、愛と知性の浄化と発達です。簡単に言うと、欲望を浄化して、人々との関係を理解し、魂の求める事を知りなさいと言うことです。木星の錬金術は、白と黒の男女のダンスに例えられています。男女とは、陰陽の組み合わせ、魂意識と人格の関係を表します。その間に、自分勝手な欲望が入ると、ダンスは上手く行かず、完全なペアになりません。
また、ダンスは音楽に合わせて踊るものです。音楽を理解する知性、それに合わせて動ける優れた感性が無いと、実際には踊れません。これは、高い知性と洗練された感性の組み合わせを象徴しますが、要は人間の魂と人格の完全な結婚を表しているのです。魂の知識を正確に理解する知性、そして、それに反応して活動できる人格を表します。
ですから、木星とコンタクトしようとすると、自分の欲望を諦めて、人格を知的に鍛錬する必要があるのです。私達がより良い人間になろうと決心し、自分を支配する訓練を始めると、木星はその人に興味を持ち始めます。そして、同じ道を歩む人々のネットワークを繋ぎ、グループを提供するのです。木星は、人間の進化を実際的に援助する惑星です。
「欲望と愛は共存できない」と言うのは、木星の戒めです。そのように生きようと意志を揮い始めた人には、恵深い木星の援助が得られます。木星の光輝く財宝、無限の情報は、最高に輝く人格の栄養と言えるでしょう。