Planet and Ray
惑星と光線
惑星と光線 | 2022-02-04
光線シリーズ10「赤色の第6光線(理想と献身)と健康」
赤は全ての人の感情、欲望、本能、恐怖を刺激している色です。感覚的、そして個人的欲望がとても発達している私達には、最も馴染みのある色です。しかし、病気の観点から言うと、感情を増幅させ、神経を直撃するので、ストレスの最大原因になり、病気を作る光線と言っても過言ではありません。原因と扱い方を学びましょう。
感情は自己保存本能と関係しているので、自分の立場と思いから反射的に働くものです。感情が悪い訳ではなく、そこから思い込みや誤解、自分の立場からの考えに長く囚われ、ストレスが続く事が病気の原因になるのです。また、夢や理想、献身の対象に密着して燃える性質があるので、一生懸命に没頭する事になります。それが美徳のように習慣化すると、血管や血流に大きな影響を与えてしまいます。また、感情を押し殺し我慢したり、不満足が続くと、気づかない抑圧になり、病気の大きな原因となります。
赤は元気や食欲を増進する色であるように、体や心の活性化に役立ちます。それはアドレナリンなどのホルモンと交感神経を活性化するからですが、元に戻さないと、神経や体の興奮と緊張が常習化してしまいます。多忙な現代人は、これが自律神経失調症の原因となり、あらゆる病気に発展していくのです。
赤は、生きる為に必要なエネルギーですが、扱い方を訓練しないといけません。赤いままだと、個人的物質的欲望と感覚の虜になり、知性の発達が遅れてしまいます。若い頃は、その力を「昇華」する為に、熱意を持って向かう目的が大事です。夢や目的を抱いて一生懸命行動すると、エネルギーが上昇し、赤が緑に変換されます。次に重要なのは、愛です。個人的な見地から、人類愛へと立場を変換する事が、入口となるでしょう。例えば、今人類はコロナ問題で、社会の一員、人類の一員としてどう考え責任を果たすべきかを練習しています。
また、感情は、自分を守る為に必要ですが、同情や共感から、助ける人を見つける為に必要です。その後は、冷静な知性に意識を引き渡しましょう。そうしなければ、効果的に助ける事ができないからです。魂の直観を引き出す為には、感情は穏やかなに保たなければいけません。赤は目的を持って行動する事で、緑になり、人の為に知的に使う事で、白へと変わっていくでしょう。これが人類全体が目指す赤色の進化です。