さて、第４チャクラの愛の意識とはどのようなものでしょうか。それはグループ意識、自分は人類の一員であり、多くの人と共に生きていると感じる感覚です。これは第４チャクラが与える特有の感覚で、理屈を理解していても、本当にそう思えるかどうかが問われます。人類は命を分かち合う同胞で、自然界や見えない世界の大いなる存在とも繋がっていると、本当に感じられるかどうかです。人類との関係、生命との関係、魂（理性）との関係を実際に理解し、その感覚に基づいた行動を取るようになると、魂が第４チャクラに多くの生命力を送り込んでくるので、より強い健康が与えられ、知性も進化するしくみです。

また両掌には、第４チャクラの副次チャクラがあります。両手は分配の象徴です。命を分かち合う人々と自然界に、愛深き分配を惜しまない人は、胸から手を通じてエネルギーが流れ出ます。その人から周囲に生命が分配されるなら、魂はより多くの生命を投資するでしょう。エネルギーの通路となれば、人は益々健康になり、輝きを増します。反対に、不健康とは、生命エネルギーが自分のどこかで留まり、誰にも分配されない状態が、長く続いた結果と言えるでしょう。優れた人格とは、愛を分配する経路そのものになる事です。「胸に手を当てて考えてみる」時、本当に愛を感じているか、もし、感じられなければ、何故なのかを考えてみると、意識の詰まりと途切れの原因が発見でき、理解を拡大するチャンスを掴むでしょう。人間は地上の太陽となるのが使命です。