Appearance the soul
魂の表れ
2016-08-26
自然を愛する
①地球は私達の家
皆さんは、環境問題に関心がありますか?あるいは美しい自然が好きですか?人類の歴史は、災害をもたらす自然の力や、動物との闘いであったにも拘わらず、人は自然を愛し、動物を保護し、今や環境問題は人類全体の問題だと認識しています。人間が欲望によって公害を作り出し、自然を破壊したので修復しようと言う思いも関係していますが、私達はそれ以上に自然を敬い、美を称え、存在そのものを愛しているので、自然環境を大切に思うのです。
魂は、自然界=鉱物、植物、動物界の進化を助ける役目があります。ですから、人は魂に目覚めると、これらを保護し、自然環境を慈しむ意識が湧いてくるのです。つまり、自然を愛し、環境問題を認識する事は、魂意識の表れなのです。私達は自分が住んでいる家や地域について、気を配り、研究し、整えようとします。意識が拡大すると、地球は私達の住んでいる大きな家=環境だとわかります。自然は人類全体で研究し、守らなければならないもので、環境問題は必ず考えるべき事柄となるのです。人類の愛が発達してきたので、人間と自然との関係を理解し、自分達の役割について考えるようになったのです。
②人間と動物の歴史
さて、人類と自然との関係はどのようなものでしょうか?ここに神智学的な興味深い情報があります。動物と人間の関係です。人類が魂の影響を受けて、知性が強くなる以前、長い長い間、人間は動物の格好のエサでした。身体的に武器が無いので、村が全滅するまで襲われる事も多く、人間は動物全般を非常に恐れていました。また、動物から病気を移される事もあり、このような長い歴史の積み重ねから、人類の意識の世界には、動物を嫌い、恐れ、攻撃する思いが厚い雲のように堆積していました。
人間が賢くなり、動物より強大な勢力になってからも、動物を恐れる思いは変わりませんでした。しかし、このような敵対する関係では、人間が動物の進化を手助けする事ができません。互いに親しく接する事ができないからです。
そこで、地球は人間と動物の間のネガティブな意識の雲を破壊する事にしました。これは、魚座の時代に第六光線が行った偉業です。こうして人間は犬や馬、猫、その他の動物と親しくなり、生活を共にできるようになりました。次第に様々な家畜が生まれ、人と動物の関係が築かれ始めたのです。そして、科学的な知性が発達すると、動物を理解する為に、詳しく研究し始めました。犬や猫が人間の生活に入り込んできたのは、偶然の出来事ではありません。背後に地球と魂の計画があったのです。
③自然界との正しい関係
さて、植物との関係では、人は古くから農作を始め、植物を薬や食料として活用してきました。またその美しさから、神の美を表す代表的存在としても愛してきました。今や品種改良もどんどん行われ、人間と植物の関係は益々強いものになっています。
そして鉱物界は、活動の土台、山々の美と威厳を讃えるだけでなく、エネルギー資源として使用し、科学的研究が進んでいます。自然界に存在する特性を知り、利用する事は、自然界の神性を解放する手助けに繋がります。
このように、人間と自然界は、未来、益々密接な関係を築いていきます。何故なら、自然の三界を助ける事は魂の使命だからです。自然を愛する心は、魂の表れであり、人は自然を通じて神の特性を見るのです。しかし、その動機が利己的で貪欲ならば、人類は自然界の神の特性を勝手に利用し、結果として環境問題を突きつけられます。人間の精神的な生活は、こんなに搾取し、破壊しなくても成り立つはずです。
では、どうしたら自然界と正しい関係が築けるでしょうか?人類は今、その答えに気づき始めています。私達は魂を通じて、必ず教えられるでしょう。だからこそ、人は環境問題に興味を持ち、考え続ける必要があるのです。