Appearance the soul
魂の表れ
2017-03-24
法を守る
①法の由来
日本は法治国家です。日本国憲法や自治体の条例があり、国民はこれに従い、公共のマナーも自主的に守ります。当たり前のようですが、戦国時代には、殺し合いで勝った者(今なら犯罪者)が国を治めていた事を考えると、国民全体の意識は、かなり進んでいる事がわかります。最近では法が身近になり、一般市民が活用するまでになりました。法律が制定され、国民が自ら法を守り、活用する。この状況は高度に発達した魂意識の表れです。
「法」とは一体どこからやってきたものでしょうか?それを考えるのに、例としてニュートンが発見した「引力の法則」を考えてみましょう。「彼はリンゴが落ちたのを見て引力を発見した」と言う逸話がありますが、彼が引力を作った訳ではありません。引力の法則は、数式で証明されてはいるものの、触ったり取り出したりする事はできません。そしていつ誰が創ったのか、私達にはわかりません。何故なら、世界が存在した時から働いているので、その中で生まれた私達は、通常の状態では法則の外に出る事ができないからです。宇宙的、地球的法則は、最初から働いているのですが、知性が発達すると、ニュートンのように、法則に気づき、発見する事ができます。
②宇宙は法則が統治する
さて、法則とは見えないものですが、全ての存在の背後にあるものです。世界を創造した神は、法を決め、法に従って全存在を創りました。これが投影して、人間は法を作り、世界の秩序を保ち、統治するのです。神が法を創り、世界を治める事は、人間の世界にも様々な形で表れています。人は、神を見た事はありませんが、その法則を作った存在を最高権力者である神と呼んでいます。神の創った法は絶対的な力を持っているように、法治国家では、法が最も強い力を持っています。これを象徴するように、昔から人間社会でも、最高権力者が、法を定める特権を得てきたのです。
魂は、このような宇宙的法則を理解する知性や直観力を与えてくれます。人間の作った法は、誤魔化して逃れられる事はできますが、神の法則は守らないと、どんな人も同じく「霊的に」罰せられます。魂は、神の法を理解し、それに沿ったように生きるよう教えます。それが幸せの秘訣でもあり、人間の使命の一つです。
③魂を通じて法を理解する
この例で有名なのは、昔から宗教で教えられている「カルマの法則」です。カルマは道徳的に教えられてきましたが、実は地球の物質界を支配する法則で、霊的な公式で正確に計算されています。全ての人のカルマを計算しているのが、土星です。以前は人の知性がそれ程発達していなかった(未だに良くわかってない)ので、この法則は、宗教的に教えられました。しかし現在私達の知性が発達した為、観察、推察する事ができるようになってきました。宗教で教わらなくても、自分や人の人生を眺めていると、どうもカルマの法則が働いているのではないかと、薄々感じ始めています。私達は感性や知性が発達してきたので、同じ行為でも、意識や動機の違いがわかり、見えない法則に従って結果が出ているのではないか、と推測できるようになってきたのです。
社会の法を理解し、地球や宇宙の法則も理解する。魂意識が育つと、人は様々な法を理解し、守るようになります。今、太陽系で最も強いのは引力=愛の法則なので、私達は当面愛(理知的理解)を学び、魂に近づいていく事でしょう。