最近ブームの瞑想、皆さんはもう試してみましたか？本来インドや日本で盛んでしたが、今や西洋から逆輸入現象で広まっています。しかしその分野は宗教ではなく、医学と科学からの提唱です。医学的、脳科学的な見地から、瞑想するとどんな変化が起こるか、データが出されています。そして心理的、免疫的、脳そのものにも、大変良い効果が実証されています。インドでは今、ヨガが復活し、小学校から瞑想が教えられています。またアメリカでは、会社、刑務所、病院で実施され、効果が上がっています。

瞑想は、古代から宗教で教えられてきました。宗教の本当の意味は、「いかにして魂と応答するか」を教える事です。特定の神を崇めて信仰する為ではないのです。元々人間には、自然界を見た時、美を感じ、その背後に神秘を感じる感性があります。その神秘の源を辿って、見えない世界の偉大な存在に行き着く、これが瞑想です。こんな高度な意識活動は、人間にしかできません。これこそ「魂の表れ」の最たるものでしょう。

それでも瞑想と聞くと、怪しい宗教ではないか？瞑想して一体何が起こるのか？と、疑ったり否定したりする人は多いでしょう。では、どんな人が、あるいはどんな時、人は瞑想を求めるのでしょうか？

一つは見えない世界に、より高度な何か＝魂があると感じられる人です。もっと確実にその世界を知りたい、神を感じたい、この世的なメリットが無くても、何か神秘的な力に惹かれている人、これは既に人格と魂の間に強い引力が働いている状態です。

もう一つは、物質界の活動だけに満足できなくなった人、変わりたい、向上したい、自分には何か足りない、限界を突破したいと思う人は、瞑想に行きつくでしょう。人が救済や壁を超える力を求めたり、意識の源を探求しようとすると、魂は注目します。人や命を助けようとする人にも、眼を向けます。そうすると、最終的には正しい瞑想にたどり着くよう道が開けるものです。

現在の水瓶座では、多くの人が博愛に目覚め、命の繋がりを感じて、人の役に立ちたいと願っています。また知性が刺激を受け、敏感さが増す為、バランスを崩し、苦しんでいる人々も多いでしょう。しかし救いを求めても、既存の宗教には疑問を持ち、カルト宗教にも警戒しているのが現状です。

そこで、宗派もなく、特定の人が権威を持たず、科学的な裏づけのある医学の分野から、安全で誰でもできる瞑想の仕方が提案されたのです。今の人々には、そして人間の進化には、どうしても瞑想が必要です。そこで魂が人類の為に、このような提案の道を開いたと言えるでしょう。

私達は、仕事をし、奉仕や救済を実行する時、人格をフル活動させます。一方、思想やアイディア、真理やそのエネルギーは魂から受信します。それが瞑想です。その時、意識は内的な光に向けて、穏やかで平静な状態、様々な想念を離した受動状態を練習しなければいけません。知性が発達してきた私達にとって、それは中々困難な作業です。しかし、誰でも一日10分、８週間続ければ、何かを掴む事ができると言うのです。医学を通じて届けられた魂のメッセージ。一人でも多くの人が経験し、人間である証、真の人類の姿、魂の愛を実感して頂ければと願っています。