Appearance the soul
魂の表れ
2017-08-25
多様な言語
①言葉は魂が与えた
最近の日本は、観光を誘致しているので、世界中から観光客が押し寄せています。以前は外国語と言えば英語でしたが、今ではバス停や駅で、聞いた事が無い言葉を耳にする程、様々な国の人達が来日しています。世界でいくつ言語があるかは不明ですが、7千~8千とも言われています。
多種多様な言葉で交流する生命体は、地球では人間だけです。象は言語のように幾つかの周波数で交信していますが、そんなに複雑な表現はできません。植物も電気信号や香りで交信していますが、その内容は危機や生殖に関するものが大半です。人間なら当り前のように話している言葉ですが、言葉を持ち、複雑な表現で交流するのは、人間の特質です。言葉は、魂が与えた通信手段です。
②言葉と精神の特性
私達は日本人なので、日本語を話しますが、同じ言葉を話す人々は、一つのグループに属しています。そして世界で様々な言語が発達した事は、人種の進化と関係し、占星学では緑の第3光線が担当しています。第3光線は、霊的なアイディアを、音によって形態が命を表現する働き、文化の発展とその多様性を促進しています。チャクラでは、言葉を発する喉の第5チャクラ、精神を活動で表現する事と関係しています。
文化、文明は、言語や文字が存在するかが大きな鍵となっています。文化は、人間の精神的な営みの証であり、多民族国家でも、一つの共通な言葉を決め、一つの社会を作っています。言葉は意識を表現し、民族を統一する手段です。
それぞれの言語は、それを話す人々の性質、意識活動、文化を反映しているので、激しい音、穏やかな音、抑揚、流れ、独特の音、発声法、特に表現が豊かな分野などが異なります。以前タモリが、四ヶ国語マージャンと言う芸をやっていましたが、正確に話せる訳でもないのに、よく使われる音の感じを真似ると、何となくその言葉に聞こえます。その言葉を話す人種の感性を掴んでいたからでしょう。言語の背景には、その人種の精神的な特性があり、相応しい音や発声の表現となっているのです。
また、言語は人種の進化と関係しているので、長い歴史の中で、滅びた言葉、新しい言葉が新旧交代しています。使われなくなった言葉は、保存しなければ自然消滅していきます。一つの言語でも、新しい言葉が加わって進化していきます。日本語では、昔、色を表現する言葉が少なかった為、緑と言う言葉が無く、山の緑を未だに「青々している」信号の緑を「青」と表現します。言葉は人々の感性や知性の発達に合わせて、生き物のように変化していくのです。
③時代と言葉
更に、新しい時代には、新しい魂が生まれ変わってきます。新しい魂の集団は、同じ言語であっても、彼ら独特の表現を持ちます。今時の若者は、日本語が乱れていると言いますが、彼らは独特の表現で、新しい感性と知性を表現しているのです。そして世界的には、パソコン、携帯、メールが普及し、新しい通信手段、そこで使われる新しい言葉がどんどん開発されています。古い文化からすると、日本語の乱れであり、今までの秩序や美を乱す嘆かわしい事のように思われますが、それは表面的な事であり、背後には時代と魂の集団的変化があるのです。
ちなみに、魂世界では、多様性を網羅する愛が働いているので、完全なテレパシーが可能です。法則に関係するマントラムが共通言語だと言えるでしょう。人種も言語も多様ですが、言葉は、一つの愛=魂から生まれた事を忘れてはいけませんね。